8/11(日)「海辺のいきもの調査隊」に238人が参加
「夏休みの宿題に」と過去最大の参加者数
多様な生物が生きる干潟環境が残っているふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町40)の砂浜で、宿題に最適な観察会「海辺のいきもの調査隊」が8月3日行われ238人の市民が参加した。
主催したのは、多様な生物が暮らす水辺の干潟環境を持つ「三番瀬」を守ろうと国際条約の「ラムサール条約」登録に向けて日夜活動している「三番瀬のラムサール条約登録を実現する会」。東邦大学の環境系サークル「Toho Ecology Circle」が共催で参加、28人のメンバーが当日の運営に協力した。
この日行われた観察会では、ふなばし三番瀬海浜公園の砂浜を年齢別のチームに分かれ、散策しながら「アサリ」や「ステガイ」「スナムグリ」「コメツキガニ」「ヤドカリ」などの干潟に住む生物を観察。干潟の育む自然環境について「Toho Ecology Circle」のメンバーが各チームを担当し説明した。
昼に休憩をはさみ、三番瀬の海でとれた「ホンビノス貝」の入ったみそ汁がふるまわれると「おいしーい」「初めて食べた」など参加した子どもたちは口々に感想を漏らした。午後からは、貝殻工作やおさかなクイズ、やどかりレースなどのワークショップも実施され、充実したメニューの観察会が行われた。
この日は、大人111人子ども127人の合計238人が参加。これまでに8年間で7回の「海辺のいきもの調査隊」を実施してきたが、「過去最高の参加者数です」と実行委員長の大野一敏さん。「今回は募集告知のポスターが可愛らしいカニの絵だったからかな」とも。
過去7回の同観察会では、東日本大震災の影響で、海浜公園が封鎖になり「漁港見学とクルージング」などのメニューが行われた年もあったという。
この日、参加した子どもたちは「ホンビノス貝は学校で習ったけど、食べたのは初めて」「干潟にはたくさんの生き物が住んでいるのを知った」などと感想を語った。
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