2013年03月04日 配信

3/4(月)千葉県知事選挙に向けて新京成車両をラッピング

知事選投票率向上を見込んで

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 千葉県選挙管理委員会では、第19回千葉県知事選挙に係わる啓発事業の一環として新京成電鉄の電車にラッピングを施し、県内でも特に投票率の低い「都市部」での知事選知名度向上を図る。

 県内でも特に投票率の低いのは、野田市、市川市、松戸市、浦安市で北西部に集中。一般に知事選挙は「千葉都民」と言われる都内に通う通勤会社員層からの関心が低いと見られている。その為、北西部のみを往復する「新京成電鉄」に目をつけ今回のラッピング戦略を仕掛けることとなった。

 県選管によると過去の知事選低投票率ワースト10以内に、千葉県の記録が4つ残されており、過去に7年連続ワースト1をとり続けたという歴史も残っている。ちなみに、現在の知事選ワースト1記録は平成23年の埼玉県知事選で24.89パーセント、千葉県知事選のワースト記録は、昭和56年の25.38パーセントとなっている。

 ラッピングされているのは、千葉県の明るい選挙シンボルキャラクターの「せんきょくん」と「せんきょちゃん」をメーンに、ピンクや黄緑色などの春らしいパステルカラーをあしらったデザイン。

 同電車の運行区間は松戸駅から京成津田沼駅間の26.5キロメートルに加え、乗り入れ区間の千葉中央駅までの12.9キロメートル。2日6時28分くぬぎ山駅発の京成津田沼駅行きから運行を開始、3月17日の選挙当日まで最大で1日に同区間中を5往復する予定。

 これまでにも、県選管では「千葉都市モノレール」でのラッピングを活用し選挙戦の知名度向上を狙ったことがあるというが、地上を走行する鉄道にラッピングをするのははじめて。

 県選管によると、九州地方や東北地方の県では、第3セクターの鉄道をラッピングした例や埼玉県で鉄道にステッカーを貼った例は見られるが、「地上を走る私鉄のラッピングは初」とだいう。

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MyFuna編集部

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