2013年02月09日 配信

2/9(土)船橋市が京葉食品コンビナートと災害時支援協定

食品・飲料・物流の28社が協力

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 船橋市が先の東日本大震災以降、積極的に進めてきた市内事業者との「災害時支援協定」で過去最大規模の調印が行われ、協定書の受け渡しが退役「南極観測船SHIRASE」(船橋市高瀬町2)艦上にて6日に行われた。

 今回、船橋市と協定を交わしたのは京葉食品コンビナート全34社中、28社。食品、飲料、物流の各企業でいずれも同市高瀬町内に工場や物流センターを持つ。同企業らは、災害発生時に食料等の物資を「市の要望に対して企業側が供給可能と回答した数量」を同市に供給する事を約束した。

 かつて、平成8(1996)年にも同市との間に13社が「災害時における物資に関する協定書」を締結したが、「当時の担当者も部署などの変更で不在、協定条件の見直しなどを行い再度の締結を行った」と、同市担当者は語った。

 尚、当初は6日に行われる予定だった調印は、6日が大雪の予報だったため前倒しで行われ、この日は協定書の受け渡しのみが行われた。受渡式には、各社の代表者が参加、協定書の受け渡し時には、藤代孝七市長と固い握手を交わした。

 同食品コンビナートは、日中5000人、夜間1000人を超える就労人口を抱える国内最大級の食品コンビナート。加工食品、惣菜加工、コンビニ弁当、精米・製粉、ビール、コーヒー、食肉加工、外食キッチン、製菓など30社が工場を構える。

 この日、引渡し式の会場に選ばれた退役「南極観測船SHIRASE」は、気象予報サイト運営の「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区中瀬)が所有。同コンビナート内の企業らで運営されている京葉ユーティリティ代表の鹿倉美彦さんは、「砕氷船としての力強さが震災に立ち向かう協定のイメージにピッタリ来る」と選定理由を語った。

 協定締結企業各社は、下記参照。

◆食品・飲料メーカー(25社)

 今半、おたべ、キーコーヒー、京樽、サッポロビール、スターゼン、ダイエー、ドトールコーヒー、鳥越製粉、内外食品、三越伊勢丹フードサービス、サニーフーズ、ニック食品、日新化工、ふじっこ、フジフーズ、イオンフードサプライ、フレッシュダイナー、文明堂製菓、三井食品、メリーチョコレートカムパニー、モロゾフ、ユアサフナショク、ユーハイム、ロイヤル

◆物流(3社)

 北王流通、福岡運輸、デイリーフーズ

 問合せは、船橋市市長公室危機管理課047-436-2037又は、京葉ユーティリティ047-435-2261。

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↑各社の代表者と固い握手を交わす藤代孝七市長  
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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