2020年12月29日 配信

オーナーの周さん

12/29(火)海神にアレンジメント体験のできる花屋「花ひだまり」

「花とお茶とおしゃべりで陽だまりのような場所に」

 京成船橋駅から南西へ徒歩6分の場所にフラワーアレンジメントが体験できる花屋「花ひだまり」(船橋市海神1-31-35、TEL080-4198-8711)が11月28日にオープンし、約1カ月が経過した。

 約8坪の同店店内では、切り花、花束やアレンジメント、鉢植えなどを販売。希望者には、花、容器、飲み物、菓子が付いた「フラワーアレンジメント体験」(3,000円~)もできるようになっている。

 オーナーは、周海燕(しゅう・かいえん)さん(37)。「『ひだまり』は光がたくさん集まる所。お客さんが集まって心まで温まるところに…との願いを店名に込めました」と話す。

 「フラワーアレンジメント体験」は店内奥のテーブルで4人まで同時受講、予約が可能。体験の後には6席を構えるカウンター席でドリンクと菓子が提供される。菓子は周さんの知人のお菓子教室「cookies shop Orivier」から取り寄せ、ドリンクはコーヒー、紅茶、中国茶から好きなものを選べるようになっている。子ども用にはココアを提供し、子ども向けのアレンジメント体験も用意している(2,000円~)。

 周さんは中国・福建省の出身。15年前に留学で日本を訪れ、日本語学校で2年間勉強した後、情報処理の専門学校、大学へと進学した。その後、女性特有の病気で病院通いが続き、思い悩む日々が続いていたという。周さんは「そんな時期でもじっとしていられなくて、交際していた男性(現在の日本人の夫)と訪れた公園や観光地で見た花に慰められた」と話す。

 子どもの頃から花を育てるのが好きだった周さんは、ある日、花屋になりたかったことを思い出した。自分を元気づけるためにフラワーアレンジメントの教室に2年間通い、その後は都内の花屋に約5年間勤め、経験を積んだ。

 結婚後は夫の実家がある西船橋に住むようになったという。船橋で生活をする中で、元飲食店だった同店の建物が気に入り、空きが出たことから開業することになったという。

 同店のフラワーアレンジメント体験で提供している中国茶と紅茶は、周さんの故郷である福建省から取り寄せる。

 「特に女性の体に良い、花の中国茶であるローズ茶、菊花茶、ローゼル(ハイビスカス)茶や陳皮(みかんの皮)茶をポットでお出ししています。私自身、花に係る仕事を続け、中国茶を飲み続けたせいか今は体調がすっかり良くなりました」と話す。

 お茶だけ飲むことも可能で、ドリンクは各種300円(菓子付き)。花屋なので冬でも暖房は入れられないが、ひざ掛けや使い捨てカイロを常備する。

 「アレンジメント体験に来てくれた子どもたちが前を通るたびに挨拶してくれるのがうれしい。この場所で自分の家のように過ごしてもらって、楽しくおしゃべりして元気になってもらえれば。私もここで友達をいっぱい作りたい」と周さんの夢は膨らむ。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。12月31日は15時まで営業。年明けは1月4日からの営業となる。現在はお正月向けのアレンジメントも行っている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • レンガ風の外壁と鉢植えが並ぶ入り口

  • 左奥のテーブルでアレンジメント体験ができる

  • フラワーアレンジメントの見本

  • 中国茶はポットで提供。写真はローゼル茶

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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