2020年12月25日 配信

中山競馬場(提供:日本中央競馬会)

12/25(金)中山競馬場「有馬記念」も感染症対策で発売席数は2542席に限定

「おうちで有馬記念」も推奨

 中山競馬場(船橋市古作1-1-1)で競馬界では「1年の締めくくりの大一番」となる中央競馬のGIレース「第65回有馬記念」が12月27日に開催されるにあたり、今年は観戦席の販売席数を大幅に減らしたほか、「おうちで有馬記念」を推奨するなど、感染症対策が取られていることがわかった。

 「有馬記念」は日本中央競馬会(以下、JRA)が中山競馬場で実施する中央競馬の重賞競走(GI)で、例年であれば約10万人のファンが観戦する。しかし今年は新型コロナウイルス感染症対策として、JRAは、今年は指定席券のネット予約販売をし、事前購入者のみが観戦できるように対策を取っている。販売席数も大幅に減らし、1日あたり2542席のみを発売した。

 そのため購入するためには先行抽選、一般抽選があり、当選した人のみが購入可能に。発売した指定席に「残席」および「キャンセル席」がある場合は、指定席ネット予約において先着方式で発売されるという。なお、開催日当日の競馬場窓口での発売はない。

 また、感染症対策のため、指定席ネット予約については会員1人につき1席のみ予約可能としている。会員本人のみが利用でき、同伴者は利用できない仕組みとなっている。

 そのほか、座席については通常と異なり、客同士の身体的距離を確保するため、座席の間隔を空けて指定席を発売。また、自由席となっていたスタンド馬場側の椅子席やベンチ席などの「観覧席」の一部は、座席指定可能な有料席「スマートシート」を設けた。

 さらに、芝コースとスタンドの間の観覧エリアに特設席「グランプリシート」が設置され、同エリアには抽選に当たった250人が無料招待されるという。

 場内でのサービスにおいてもさまざまな感染症対策が取られる。通常設置している子ども向け遊具は使用不可。馬とのふれあいイベントなど各種イベントも休止し、今シーズンはイルミネーションも実施していない。

 場内の飲食サービスにおいても、営業していない食堂・売店があるほか、場内でのアルコール飲料の販売は休止するなど一部、販売しないメニューも発生する。また、競馬場内での飲酒も不可となるなど、例年とは違う点が多い。

 さらに、パドック、グランプリロード、ウイナーズサークル、ゴール前をはじめとするコース付近等には立入規制エリアも設置されるほか、勝馬投票券の対面窓口(有人窓口)も休止する。

 同時に、JRAではネットから投票でき、テレビでライブ観戦ができる「おうちで有馬記念」を推奨している。

 有馬記念のレースは27日15時25分発走予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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