12/19(水)住宅街の一角に私設ギャラリー「ヘイロク」
生まれ育った自宅を改築してオープン
船橋駅南口、本町3丁目の旧市街地エリアに私設ギャラリーの「ヘイロク」(船橋市本町3-29-2)が12月7日開設し、現在グループ展「NO ART NO LIFE in FUNABASHI」が開催されている。
店名「ヘイロク」の由来は、漁師町特有の屋号「平六」から。同店のオーナーである、松本正久さん(49)は、父の代まで漁師の家系。松本さん自身は、地元の「ふなばし美術学院」卒業後、展示ブースやTVセットなどの設計デザインや空間設計を生業としていたため漁師を継がなかった。
しかし、3年前に父が他界。一人残された母を近くで見守りたいという気持ちから設計の仕事を廃業、ギャラリーの運営一本に的を絞るため父の作業場だった倉庫を改築しギャラリーとして開設した。
建築は、知り合いの施工会社に依頼し、内装は自身で担当。普段は顧客の要望にそったデザインを書き、これまでにいくつもの店舗を手掛けたというが、自らの手で内装まで行なったのは初めてだという。
「NO ART NO LIFE in FUNABASHI」は、20~70代までの幅広い層の作家16人が作品を展示するグループ展。作家の多くは、船橋在住。作家同士の口コミネットワークで16人もの作家が集まったという。展示作品には、写真や手芸、陶芸、織り、イラストなど様々なジャンルのものが並ぶ。松本さん自身も作家の一人として数年前に制作したという作品を展示している。
同店のギャラリースペースは19平方メートル。打ち合わせスペースやスタッフ専用スペースを合わせると45平方メートルになる。「学生の頃からぼんやりとギャラリーの運営をしてみたいと考えていました」と松本さん。「オープンスペースとして多くの方に利用してほしいですね」とも。
今後は、1月に中規模のリフォームを行い、展示棚などを整備。公式HPや細かな規約などを整備して2月頃から本格的に始動する予定だという。2月以降の展示会については未定。利用料に関しても、周辺エリアの価格帯を加味した上で多くの人が利用しやすいような価格を設定するつもりだという。
問合せは、047-411-7769。又は、g-heiroku@ark.ne.jp
使用時間は、10時30分~18時30。月曜定休。展示は、火曜~日曜までの6日間を1期間として契約。
↑トイレまでアートな「ヘイロク」 | ↑あらゆるスペースを活用する |
↑様々なジャンルの作品を展示するグループ展 | |
↑住宅街の一角に突如現れた私設ギャラリー |
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