7/30第一回「お寺で夏休み」開催!
大覚院と正延寺が初のコラボ。
龍王山大覚院(船橋市海神6-1-9 TEL047-431-6489)と正延寺(船橋市西船3-3-4 TEL047-431-3548)で7月27日(金)~28日(土)の2日間、第一回「お寺で夏休み」が開催された。
大覚院では、夏休みのイベントとして「お寺で写仏」を平成17年から行っているが、宿泊を企画したのは今回が初めて。同一宗派である正延寺の協力でコラボ企画が実現した。
「昔はお寺や神社が子どもたちの遊び場だったのに、最近の子どもたちは外で遊ばなくなりました。寺子屋のようにお寺に親しんでもらいたいと思ったのがきっかけです」と、大覚院の堀正幸住職。両寺院とも過去に幼稚園を経営していたこともあり、子どもたちの思い出づくりに一役買いたいという共通した思いが今回の企画を実現させた。
参加者は小学3年生から中学2年生まで35人。30人の募集人数に対して予想を上回る申し込みだったという。ほとんどが口コミで広がり、参加地域も広範囲に。特に女子の参加が25人と多く、また全体の三分の一は大覚院で以前行った写仏体験のリピーターでもある。子どもを送ってきた母親の一人もママ友からの情報で初めて参加させたという。
当日は大覚院に14時に集合し、まずは「写仏体験」から始まった。写仏する仏様は二種類ある中から好きな方を選び、半紙の上を筆ペンでなぞってゆく。ほとんどの子どもたちは初体験だという。最後に目を入れ、願い事を書いて終了。書いたものはラミネートしてもらえる。夏休みの工作として提出する子もいるそうだ。初めて参加したという小学校6年生の女の子は、「難しかったけど楽しかった」と感想を語った。
その後本堂にて、自己紹介カードを交換する「名刺交換ゲーム」や、グループごとの「自己紹介ゲーム」などが行われ、初めて会った子どもたちも徐々に打ち解けた雰囲気に。
今年で3回目の参加という小学校6年生の男の子は、「泊るのは初めてで楽しみだけど、肝試しが心配」と語るように、宿泊施設である正延寺では、裏手のお墓を巡る肝試し大会も企画。使用するろうそくの絵付けも行った。
ボランティアが作ったカレーライスを食べ終えたところで大覚院を出発、歩いて正延寺に向かった。途中5分ほどで銭湯「多津の湯」に到着、ほとんどが銭湯も初めてという子どもたちは入浴を済ませた。その後正延寺にて肝試しと花火大会、翌日は人形劇「まこと座」による公演など、盛りだくさんの内容。子どもたちにとって夏休みの貴重な体験となった。
正延寺の田中副住職は、「街で会ったときに気軽に声をかけてもらえるようなきっかけ作りにしたいですね」と語った。好評ならば来年も行う予定だという。
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