2012年05月15日 配信

5/15(火)プラネタリウム館で皆既日食題材の「黒い太陽」

「金環日食」効果でプラネタリウム来場者が倍増

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皆既日食の写真 (C) GOTO / Keio DMC  

 船橋市総合教育センタープラネタリウム館(船橋市東町834、TEL 047-422-7732)では、21日に起こる「金環日食」に向け3月から皆既日食を題材とした番組「黒い太陽」を投影しているが金環日食ブームにのって来場者数は好調だ。

 番組は2009年7月22日、日本の陸上で46年ぶりに観測された「皆既日食」がモチーフ。奄美大島と喜界島の雄大な自然、そこで繰り広げられた天文現象を10台のカメラと5台のスーパーハイビジョンカメラに収めた映像で皆既日食について紹介する。

 番組中では、日食の起こるメカニズムについて詳しく説明し、「皆既日食」と「金環日食」の違いについて映像と図を用いてわかりやすく解説している。同館で投映している番組では特別に、番組の終わりに「金環日食」観測における注意事項を盛り込んでいる。

 注意事項では、「適切な性能を持つ日食用観察グラス」を使用する事を推奨。また、曇りの日に裸眼で観察を行う事で起こる事故についても紹介する。

 「金環日食」とは太陽と月、地球がほぼ一直線上に並んだとき、地球から見て月が太陽の前を通りその一部または、全部を隠してしまう「日食」の内、太陽と、それよりも少し小さい月がぴったり重なって、太陽がリング状に見える天文現象。「金環日食」を千葉県で見る事ができるのは実に173年ぶり。今回を見のがすと次回県内で「金環日食」を見ることができるのは300年後とのこと。

 日食をモチーフとした番組「黒い太陽」は、5月いっぱいまで14時~の部と、15時30分~の部の2回投映する。19日、20日は「金環日食」の直前とあって普段以上に多くの来場者で混み合う事も予想されているという。同館の全天周型スクリーンは18メートルのドーム型で座席数は255席。県内14ケ所のプラネタリウム中、同館ものものは最大級。

 営業時間は、9時~17時。月曜日休館。火~金曜日は団体予約の利用のみ。一般利用は土日。

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 2009年喜界島の皆既日食

(C) GOTO / Keio DMC 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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