2012年04月25日 配信

4/25(水)船橋のご当地ラーメン「ソースラーメン」が復活-人気店6軒が期間限定で

船橋に古くから伝わる「ソースラーメン」が復活

963-.jpgのサムネール画像  
   

 船橋市内に古くから伝わるご当地の味「ソースラーメン」が、4月20日から5月31日まで船橋駅周辺の5ラーメン店などで期間限定の復活をしている。

 

 同企画は、「船橋ソースラーメンプロジェクト」(公式フェイスブックページ https://www.facebook.com/FunabashiSauceRaumen)によるもので、人気ラーメンサイト「千葉拉麺通信」(http://www.chibaraumen.com)主宰で、ラーメン評論家の山路力也さんが同プロジェクトの仕掛人だ。

 

 山路さんは10年ほど前に、大神宮下駅付近の「かにや」(現在は閉店)で「ソースラーメン」と出会ったという。ここではじめて船橋に「ソースラーメン」がある事を知り、ラーメン好きな知り合いを通じ、市内の数店で今でも「ソースラーメン」が提供されていることを知ったという。「市外はおろか市内でもソースラーメンを知らない方が多かった。もったいないことだなぁ」と、山路さんは、「もっと多くの店がソースラーメンを提供したら、船橋の伝統として残ってゆくのではないか」と思いたち同企画を立ち上げたという。

 

 「ソースラーメン」は、船橋市本町周辺に子どもの頃から住む40代以上の地元っ子であれば「あ~、あったね」という程、地域に密着しているソウルフード(地元の料理)。市民であっても市内の他地域で育った人や、市外から転入してきた人は知らないというもので、スープのベースにソースを使用し、スパイスの香りがくせになる逸品。

 しかし、現在船橋市内でこの「ソースラーメン」を食べさせる店は数少なく、山路さんによると「『らーめん浜町一番』(船橋市浜町1-5-3)のソースラーメン(650円)『中華料理 大輦』(本町4-20-17)のソースラーメン(700円)『中華料理利平』(本町3-28-6)のダイヤキ(650円)以外にその存在を確認できていない」という。

 

 今回期間限定でソースラーメンを提供しているのは、「拉麺 阿修羅」(湊町2-7-3)「麺屋あらき 竈の番人」(本町2-3-3)「戯拉戯拉」(本町4-41-29)「三代目らーめん処 まるは極」(本町1-32-3)「らーめん BAR 963」(本町2-27-20)の船橋駅周辺の5店舗と、千葉拉麺通信がプロデュースする「千葉ラーメン拉通ra2」(八千代市神久保75-14)の合計6店舗。

 6店が選ばれた理由について、「ソースラーメンは、醤油、味噌、塩に続く『第4のラーメン』になる可能性を秘めていると思う。その可能性を開くためには、創作意欲あふれる店主さんの自由な発想が不可欠だと思い、技術も高く人気もある6軒のお店に参加をお願いしました」と山路さん。

 「企画自体は昨年の早い時期からありました。骨子が固まって、実際にラーメンを作ったのは最近です」と、同企画に参加している「らーめんBAR963」店主の黒川裕士さん。「地元を代表するB級グルメの一つにでもなってくれたら」と、企画に賛同したという。

 

 今回の「ソースラーメン」に関して課されたルールは「ソース味のスープであること」「ラーメンもしくはつけ麺のいずれかであること」「各店の特徴が出ていること」。そして、商品名も「船橋ソースラーメン」「船橋ソースつけ麺」に統一することにした。

 

 らーめんBAR963で提供する「ソースラーメン」(780円)は、焦げ茶色のスープに各種のスパイスが食欲をそそられる大人のラーメン。「最初はピリ辛スパイスのスープを食べ、途中から生卵を割ってまろやかに変わってゆく味の変化を楽しんでください」と黒川さん。

 事前の試食会で参加6店のラーメンを食べたと言う黒川さん、「この企画に参加している6店舗のラーメンは、どこのものも個性があって美味しいですよ。どのお店のものも自信を持ってお薦めできます」と、笑顔で語ってくれた。

 

 同店の営業時間は、18時~翌4時。「ソースラーメン」の提供は5月31日まで。その後、さらに参加店を募り、いずれは期間限定でなくいつでも食べられるレギュラーメニュー化を目指す。

963-.jpg ashura-.jpg
↑らーめんBAR963 ↑拉麺阿修羅
giragira.jpeg-.jpg kamado-.jpg
↑戯拉戯拉 ↑麺屋あらき竈の番人
maruha-.jpg ra2-.jpg
↑三代目らーめん処まるは極 ↑千葉ラーメン拉通ra2

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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