2020年12月05日 配信

銀座で初の個展を行った津田のぼるさん

12/5(土)銀座のギャラリーで船橋の作家・津田のぼるさんが初の個展

ふなばしアンデルセン公園に常設展示の元教員作家が都内で個展

 船橋市内在住の作家・津田のぼるさん(73)が11月30日~12月5日まで都内のギャラリーGK(東京都中央区銀座6-7-16第一岩月ビル1階、TEL03-3571-0105)で初開催となる個展「津田のぼる展-缶響造形妖精の国より-」を開催した。

 津田さんは、1947年生まれ。東京造形大学卒業、上越教育大学大学院を修了し教員の道に。2007年に船橋市内の小学校で校長を務め定年した。20年程前から空き缶を使ったアート作品作りに目覚め、近年は「缶響アート」と銘打って国内外で作品展を実施してきた。

 津田さんの作品は、その独自性と空き缶を使ったリサイクルアートという観点から多くの注目と退会評価を受けている。船橋市内ではふなばしアンデルセン公園子ども美術館に7年前から常設展示を行っているため、市民の多くがそれと気付かずに津田さんの作品にふれているという。

 今回の作品展は、都内では初開催となる個展。これまでに2人展やグループ展などの形では都内での作品展示を行ってきたというが単独での開催は初。ギャラリーオーナーの「そろそろ一人で開催してみては」という提案に乗って実現した。

 個展は、大手新聞社の記者にも採り上げられ「読売新聞」「産経新聞」などの誌面にも記事が掲載された。その為、津田さんの個人的な友人だけでなく空き缶を使ったアート作品に興味を持った人なども訪れにぎわいをみせた。

 展示された作品は約100点。コロナ禍で「細菌の発生などを防ぐために缶を焼いたら良い感じの風合いになった」と2メートルを超える塔の大作を見上げ愛おしそうに語る津田さん。作品への情熱はコロナ禍においても尽きることがない様子だ。

 「この作品は、お花たちが夜に開かれる舞踏会に参加する『イーダちゃんの花』という童話でこれから舞踏会に参加するためにめかし込んだ花なんです」と紹介。観覧者が作品を気に入って購入される際には「大切に育ててきた娘が嫁に行くような気分です」と、冗談半分で話し、周囲を和ませる。

 ふなばしアンデルセン公園での常設展は、新型コロナ感染症拡大予防の為、現在中止しているというがアンデルセン童話の世界を描いた作品シリーズはまだまだたくさんあり、常設展の再開を待ち望んでいるという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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