3/29(木)「東日本大震災」船橋市の被害状況および一連の対応に関する記録
被害状況から放射能対策まで
船橋市内に残る全ての記録を収めた一冊
東日本大震災で船橋市が受けた被害とそれに関する一連の対応、放射能対策まで船橋市が持っている全ての記録を一冊の本にした「東日本大震災 船橋市の被害状況および一連の対応に関する記録」が完成したことを28日、同市広報課が発表した。
昨年3月11日の東日本大震災では、船橋市内も過去に経験した事のない様々な事態に直面したという。5,000人を超える帰宅困難者の受け入れ、被災地への支援と避難者の受け入れ、計画停電の対応や各課の対応、放射能対策に至るまで市に残る情報全て網羅している。
発行元は、船橋市市長公室防災課。編集は、同広報課による。装丁は、本編が366ページ、資料編が131ページの497ページ。巻末には、児童生徒が使用する市内965施設の空間放射線量測定結果も掲載されている。
船橋市内の被害状況のページでは、ライフラインの被害状況に始まり、市庁舎、上下水道、公園、小中学校の被害状況など全ての施設に関する情報が網羅されている。特に公民館においては、「各施設が3月11日と12日をどのように過ごしたのか」が時間軸を基準にして順を追って紹介している。
震災にあたって、どのように市民や市職員が対応したかを詳細に記録した同冊子の発行について、「大震災に向き合った職員の経験や生の声を記す事は、将来の災害対応に大きく寄与するものと思います」と同市広報課はコメント。
同冊子は、29日から市ホームページや市役所11階の行政資料室で、4月3日からは各図書館でも貸し出しを行う予定だ。
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