2012年03月25日 配信

3/23() 葛飾中学校管弦楽部 全国準優勝記念特別演奏会-全国で活躍する管弦楽部の秘訣とは

全国大会常連校「葛中管弦」強さの秘密は?

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安藤先生と松川さんの共演 コンクール受賞の盾とトロフィー

 習志野文化ホール(習志野市谷津1161 )で、葛飾中学校管弦楽部の特別演奏会が開催された。一年間の部活動の集大成とも言えるこの演奏会は例年多くの来場があり、今年はあいにくの雨にも関わらず開場前から長い列ができ場内は満席となった。

 

 

本年度は全国学校合奏コンクールにおいて全国大会に出場し優秀賞(準優勝)を受賞。またTBSこども音楽コンクールでは東日本大会で優勝し全国大会に出場。

 演奏されたのは全国大会準優勝受賞曲「Les Préludes(レ・プレリュード)/リスト」をはじめ、2月に行われた「千人の音楽祭」で合奏した「管弦楽のための木挽き歌/小山清茂」など。顧問の安藤純先生の力強く美しいテノールと、卒業生の松川智哉さん (東京芸術大学指揮科)の指揮との共演も大いに来場客を楽しませた。

 

 

今年はインフルエンザにより部活動ができなかったことで練習が遅れたそうだが、そんなことを全く感じさせない素晴らしい演奏だった。

 

コンクール全国大会出場はもはや常連となった管弦楽部。安藤先生は以前MyFunaの取材で、優秀な実績を収める要因について「生徒たちのやる気と保護者の方々の熱心な応援に尽きます」と語った。他の部活動の三年生が夏で引退し受験勉強に専念していく中、管弦楽部は生徒の要望で夏合宿を行いコンクールに向け団結を深めている。

「先生の厳しい指導にひたむきについていく生徒たちの姿を見ると保護者としても応援したくなります」と語るのは保護者会代表の権藤さん。部活動に伴う様々な手伝いを担当する保護者会は、学年を超え皆楽しんで活動に協力してくれるという。

 また各パートの講師陣は、熱心な指導だけでなく積極的に運営にも参加することで部を支えている。

 

 

誰かが頑張るだけではこのような素晴らしい結果を生むことは出来ない。生徒をはじめ様々な人たちが、先生自身の努力と情熱を感じ取っているからこそ、先生を軸にした素晴らしい演奏を作り上げることが出来るのだろう。

 

部長の手嶋優さんは、挨拶で昨年震災によって演奏会が延期になったことに触れ、今年この場で演奏できることの喜びを感じ、先生方や保護者・地域の皆さんなどすべての部に関わる方々に感謝をしたいと述べた。後日お別れ会を経て三年生は部活動を卒業。舞台では下級生から三年生全員に花が贈られた。

 

 

 また、安藤先生と一緒に管弦楽部を指導された顧問の江口敬子先生は定年を迎えられ、この春三年生と一緒に葛飾中を卒業する。そして四月には新入部員を迎え新たな葛中管弦楽部の歴史が作られていく。来年度の更なる活躍に期待したい。

 

(丸)

 

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江口先生に感謝の花束 アンコールでの江口先生の指揮

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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