2020年11月29日 配信

醸造責任者の松井純さん

11/28(土)船橋ビール醸造所に「Beer de Tomato」

三須トマト農園の協力で実現

 「船橋ビール醸造所」(船橋市西船4-29-9、TEL 047-437-8888)で11月19日、ミニトマトを使ったビール「Beer de Tomato」(700円税別)がメニュー化された。

 同商品は同醸造所をはじめ「居酒屋一九」など船橋市内に居酒屋を展開している「山商」の専務取締役山本圭一さんが、「三須トマト農園」(船橋市印内3-37-30、TEL 047-404-2650)へ声を掛け、同園の協力のもとトマトのビールを実現したという。

醸造長の松井純さんに「下ごしらえをして仕込み、今までの経験で味を想像しました」と話す。「まるでフルーツトマトのように甘味があるトマトなんです。トマトの青臭さも出したかったので、ヘタまで使っていますよ」とも。

 トマトは一度冷凍して細胞を壊し、ミキサーでピューレ状に。トータルで75リットル出来上がったというが、現在既に半分が消費された。「あと100杯くらいですね。なくなり次第終了になります」と松井さん。「Beer de Tomato」は同店のみの販売で、ボトルはなく生ビールのみになる。同商品はアルコール度数5%、330mlとなる。

 山本さんは「船橋の生産者の方の良い野菜と果物で、ビールを一緒に作るのが私達船橋ビールのコンセプトの一つなので、今後も生産者の方と一緒に進めていきたいです」とこれからの抱負を話す。

 同醸造所は、「船橋でつくったクラフトビールを地元に根付かせたい、もっと外から船橋に来てもらって街を盛り上げたい」という思いからできた場所。第一号のエールビール「船橋エール」をはじめ、船橋漁港の協力でホンビノス貝を使った黒ビール「船橋ブラック」や、船橋の地域ブランド「船橋にんじん」の葉などを使ったホワイトビール「船橋ホワイト」など、地元船橋に根ざしたクラフトビールを開発している。

 

 営業時間は16時~23時。無休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗外観

  • 「Beer de Tomato」と奥にある料理は「船橋ブラックを使ったスペアリブ黒ビール煮(980円税別)

  • 店内の様子

  • 同醸造所で誕生した船橋ビール

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