2020年11月18日 配信

ヤダちゃんこと、同店オーナーの谷田泰生さん(写真右)

11/18(水)下総中山駅から法華経寺へ登る参道に「やきとりヤダちゃん」

焼鳥よりも唐揚げの方が売れてる不思議な焼鳥専門店

 下総中山駅から法華経寺に向かう参道にある中山商店会に焼鳥専門店「やきとりヤダちゃん」(船橋市本中山2-15-11、TEL047-718-5656)が11月1日にオープンした。

 同店は、参道名物として親しまれてきた「中山鯛焼き」の「鯛姫」が閉店した後に居抜きで入居。周辺ビルが解体され新しいビルが次々と建設される中、取り残されたように建っている昔のままの古いビル1階に開店した。店舗面積は、約5坪。座席はカウンターのみの4席。

 同店のオーナー・ヤダちゃんこと、谷田泰生さん(26)は、長く飲食業界で修業をしてきた。焼鳥専門店での仕事が長かったため「いつか焼鳥で呑めるお店を作りたいと思っていました」と開業のきっかけを話す。

 飲食業界で働く傍ら、福祉業界で副業をしていたというがここで運命の出会いを果たす。同社の社長が谷田さんの夢を聞き快く出資に応じてくれた為に予定よりもだいぶ早く自分の店を出すことができるようになったという。

 当初、「昼から焼鳥で呑める店」を目指していたというが、予想外にテイクアウト需要が多く角ハイボールなどのイートイン提供まで手が回らず店内利用は夕方からにしているという。また、国産の鶏肉にこだわって仕入れている焼鳥が自慢だが、売れるのは唐揚げばかり。「毎日100個は売れています。焼鳥を食べてほしいのに…」と笑顔の中に微妙な表情を浮かべる。

 ショウガとニンニクをベースにオリジナルの味付けをしているという唐揚げは1個150円。はつ、きも、すなぎも、せせり、やげん、てば、ぼんじりなど常時10種類は用意している焼鳥は1本130円から提供する。「家族連れ、会社帰りのサラリーマン、学校帰りの学生さんなどがメインのお客さん。チョイ呑みも利用してほしいのに…」と、ここでも微妙な表情の谷田さん。

 開業当初に計画したアテは外れてしまったが経営は順調な様子で今後の展開が楽しみな昼からチョイ呑みできる焼鳥専門店だ。

 営業時間は、14時~20時。月曜日定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • カウンターのみの店内

  • 感染症対策もバッチリ

  • 唐揚げよりも力を入れているという焼鳥

  • 両隣地は新ビルを建設中

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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