2011年11月13日 配信

11/13(日)5人の地元建築家が作品展-丸善津田沼店で開催中/ケンチク・フラット

船橋・習志野建築家5人が共同で作品展

11月29日(火)~12月4日(日)には船橋西武で相談会も

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 船橋市・習志野市に事務所を構え活動拠点としている5人の建築家が丸善津田沼店(習志野市谷津7-7-1)で「ふだん木の住まい」と題した作品展を行っている。

 作品展を行っているのは鈴木晋さん(船橋市三山)、田端友康さん(習志野市藤崎)、豊田和久さん(船橋市松が丘)、野平史彦さん(船橋市芝山)、八田雅章さん(習志野市谷津)の建築家5人。それぞれ一級建築士として事務所を構える代表者だが、「建築家は、ハウスメーカーや工務店と比べて一般消費者との接点が少ない」(野平さん)とかねてから考えていたのだという。

 5人が共通して取材を受けた「千葉の建築家とつくる家」(建築ジャーナル刊/2011年9月発行)の発行が一つのきっかけとなり「知ってもらう機会を増やそう」と活動を開始、5人で「ケンチク・フラット」を立ち上げた。

 普通、「家を建てるとき8割くらいの方がハウスメーカーや工務店に依頼して家を建てている」(鈴木さん)という。「建築家に頼むと設計料がプラスで加算され高くつくと思われがちですが、ハウスメーカーで建築する場合でも、実は設計料はかかっているんです」と、田端さん。

 家を建てるとき事前に建築家に相談する事で設計料を支払っても、建築総額が安くなる場合もあるという。「建築家の建てる家はライフスタイルと向き合って設計する家。住まわれる方がどんな風に生活や人生を送ってゆくのか、そこに合わせた提案をしてゆくのが建築家の仕事なのです」と、八田さん。

 ハウスメーカーが提案する『大半の人が満足する無難な家』を購入する事が悪いというのではなく、「もっと自分のライフスタイルに合った家に住んでみたい」というニーズを満たしてくれるのが建築家の仕事のようだ。

 奇抜なデザインや無機質な住宅を提案するのではなく「人が住んで初めて建築。人が住むための入れ物をデザインするのが私たち」と、豊田さんが語るように、「ライフスタイルを楽しめるトータルデザイン」をコーディネートしてくれるのが建築家だという。

 11月末までは、丸善津田沼店2Fの「千葉の建築家とつくる家」の書籍展示コーナーでパネルが展示されている。パネルには5人の建築家が関わった家が紹介されている。

 11月29日(火)から12月4日(日)までは、西武百貨店船橋店を会場に実際に建てた住宅の建築模型や図面までも展示されるイベントが実施される。会場には、「ケンチク・フラット」のメンバーが常駐し、建築に関する相談にも応じてくれる。「土地はあるんだけどどのくらいで家が建つのかな」とか「まだ、土地も見つけていないけど建築家に頼んだらどんな家が出来るんだろう」などといった素朴な質問でも丁寧に答えてくれるという。

 今まで、建築家に家を建ててもらうという選択肢がなかった方もこの機会に足を運んでみては。問合せ047-473-8330(ケンチク・フラット事務局)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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