2020年11月11日 配信

弊誌編集長の見上(左)・美容室MARUCOオーナーの鈴木さん

11/11(水)夏見の美容室MARUCOがヘアードネーション提供者に食券

食べ歩きイベント「ふなばシル」とのコラボで実現

 船橋の中心地域を流れる海老川沿いにある美容室MARUCO(船橋市夏見1-19-5、TEL 047-494-5186)で12月20日迄の期間、ヘアードネーション提供者に対して船橋市内の飲食店で利用できる食券「ふなばシル」チケットの配布が始まっている。

 ヘアードネーションとは、病気や事故などで髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛でウイッグ(かつら)をつくり、無償で提供する活動。一つのかつらを作るために31センチ以上の長さの髪が20~30人分必要になるという。

 船橋市では公式ホームページから美容室や理髪店を通じてヘアードネーション活動をしている法人・団体に髪の毛を寄付する活動を呼び掛けている。市ホームページによると現在市内には14店舗のヘアードネーション協力美容室があり、(船橋市公式ホームページ参照)このほかにも複数の協力店があるという。

 その中の1店舗である「美容室MARUCO」オーナー・鈴木由貴子さんは、「ヘアードネーションに協力するためには、数年かけて髪の毛を伸ばさなければならない。髪の毛の管理などで30センチ以上まで伸ばすのを途中で断念する子どもたちも多い」と実情を話す。「何年もかけて苦労して見返りもなく優しい気持ちだけでやり遂げて凄いねとも感じます」とも。

 こうした鈴木さんの思いを聞きつけた、船橋市内の食べ歩きイベント「ふなばシル」実行委員会メンバーが「ふなばシルで発行しているチケットを使いきれなかった場合に食券として流通させている。この仕組みをヘアードネーション協力者に払い出してみては」と提案。ヘアードネーションの認知度をアップさせるためのスペシャル的なプレゼント企画としてコラボが決まった。

 食券の発行は12月20日のヘアードネーション提供分まで。食券は700円の額面としてスマートフォンの独自アプリに払い出される仕組み。提携飲食店で額面分のサービスを受けることができるが釣りは受け取れない。また、会計の不足分は現金で支払い、1回の会計で1人に付き1枚が上限となる。

 食券は、発行時700円分の価値を持つが、最初の月末を迎えると100円減価(600円分に)。翌月末に再び100円減価(500円分に)し、3回目の月末を迎えると自動的にその価値が消滅するよう設定されている。利用できる店舗は船橋市市内に約50店舗。いずれも「ふなばシル」に参加した店舗で街づくりや、街の活性化に高い関心を寄せている飲食店だ。

 美容室MARUCOの営業時間は、10時~16時。日・月定休。美容室MARUCO紹介ページ

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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