10/31(月)実の成っている「ヒメリンゴ」開花/ふなばしアンデルセン公園
ふなばしアンデルセン公園で珍事!?
実の成っている「ヒメリンゴ」の木で開花
赤と白の美しいコントラストに 思わず目を奪われる |
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ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町525)で春先に咲くはずの「ヒメリンゴ」の木数本で一斉に開花している事がわかった。
本来であれば秋は結実の季節で、花が咲くのは春先のみ。「9月に大型の台風がやってきた影響により、葉が全て飛ばされたことで冬がやってきたと勘違いしたところに、暖かい日が続いていることで春が来たと勘違いしたのでは」と同公園運営課係長の藤田司さん。
大型の台風による「潮風」の影響に加え、季節はずれの温暖な気候が成しえたウルトラCに、この日同公園で「ヒメリンゴに起こった奇跡をスケッチしていた細谷力さん(75)は、「実と一緒に花が咲いているというのは驚き」と目を輝かせた。
同公園によると、今回発見された「ヒメリンゴ」数本の他にも春を勘違いしている木が複数ある模様。「今年の葉がすべて枯れ落ちてしまっているのに新芽が出ている木が結構あるんです。3週間前だったら多くのお客さんに見せる事ができたのに残念です」(藤田さん)と寂しそうな表情を浮かべる。
10月12日以降の高放射線量計測報道以降、同公園の来場者は激減。10月8日~10月10日の3連休では1日あたり6,000人の来客があったというが、報道以降は同1,000人に満たないという。平日に至っては同100人~200人と報道前対比で7割減だという。「今年は特に気合を入れて花を育ててきたのに…コスモスも例年以上にたくさん植えてお客さんの笑顔を楽しみにしていました」と、藤田さんは肩を落とす。
同公園では、空間線量率の測定を報道以降も自主的に継続し続け、オフィシャルHPでいつでも閲覧できるように情報を公開している。直近の調査は10月24日に実施、公園内の客が立ち入りする場所を中心に16ヶ所を調査したが、現在までのところ船橋市が除染を行う目安としている0.30マイクロシーベルト以上の数値は一度も測定されていないという。ふなばしアンデルセン公園公式HP
http://www.park-funabashi.or.jp/and/
葉が枯れ落ちた後のシイノキでも 春を勘違いした新芽がみられる |
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