2011年10月20日 配信

10/20(木)「市船オリジナルキティちゃん」ストラップを制作/市立船橋高校

「市船オリジナルキティちゃん」ストラップを販売

収益6万円を震災寄付へ-商品化も視野に入れる

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商業科3年H組41人が企画・制作を行った

(写真提供 船橋市広報課)

パッケージも同校オリジナルで校歌の歌詞付

 市立船橋高校商業科の生徒らが、同校限定の「市船オリジナルキティちゃん」ストラップを制作、販売した収益の一部を東日本大震災への義援金とし18日、市役所を訪問し藤代市長に手渡した。

 市船オリジナルストラップは、人気キャラクターの「ハローキティ」に男子高校生用の学生服を着せ、はちまきを巻いた応援団風。手には同校の「校章」がデザインされている校旗を持っている。部活動の盛んな同校、特定の部活動を模ったものにするより実際にはない「応援団」をデザインとして取り入れること事で、同校全体からの支持を得て、男性にも女性にも気兼ねなく購入してもらう狙いだ。同時に、東日本大震災からの復興を「応援」する願いも込めたという。

 同校によると、商業科3年H組の生徒41人が企画し、著作権を持つ「サンリオ」(品川区大崎)との交渉から、実際に商品を製造する「元町ファクトリー」(横浜市中区)とのデザイン調整まで全てを行い2000個を完成させた。同校の全校生徒数は1200人、一般来場者や関係者の購入も見込んだ。

 

 9月22日、23日で行われた同校の文化祭で1個750円で販売した。文化祭初日の22日は600個の販売、二日目の一般開放日で残り1400個も完売。一時は「143万円も予算をかけて制作したので残ったら大変」(商業科関係者)と気をもんだというが、制作費715円を除いた1個あたり30円、合計6万円を義援金として寄付した。

 商業科3年生の佐野遙香さん(18)は、「みんなで準備したのでストラップを完売できてよかった。東日本大震災では、高校生も多くの被害を受けているので、この義援金が少しでも役に立つとうれしい」と語ってくれた。同校によると、文化祭の度に少しずつリニューアルして販売を続けてゆき、同校オリジナルとして商品化も視野にいれてゆく狙いだという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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