11/9(月)北習志野に宝石店「サンビジュウ」
3Dプリンター・バーチャル試着など最新技術で提案
新京成線・東葉高速鉄道が乗り合う北習志野駅から徒歩6~7分のところに元システムエンジニアが経営するオーダーメイドジュエリーと高級時計の販売を行っている「サンビジュウ」(船橋市習志野台3-14-23、TEL047-767-9450)が昨年5月、住宅街の一角でひそかに開業していた。
同社を経営するのは、法学部出身なのに顧客管理システムの企業で開発者として活躍していた岡田泰典さん(35)。岡田さんは、趣味でプロ野球のホームページをタグを使ったプログラムで作る事に熱中する少年時代を過ごしてきた電子世代の経営者。
大学を卒業するまでは文系に進んできたが、就職を前に「本当に好きなことは何だったのだろう」と自問自答。一念発起して顧客管理システムの開発会社への進路を選んだが、2008年リーマンショックを期に退職。今度は宝飾品を扱う会社に転職した。
しかし東日本大震災後の2012年に独立。プログラミングと宝石販売という二つの仕事を併用しながら時計の専門学校に通い専門知識を身に付けた。縁あって日本が誇る独立時計士・牧原大造さんが手掛ける超高級腕時計ブランド「DAIZO MAKIHARA」の時計を扱える事になった。
婚約指輪にオーダーメイド指輪を作った時の経験から、キャドを使ってジュエリーデザインを手掛けるようになった。実際の手触りや装着感は3Dプリンターで、宝石を付けた感じの雰囲気は岡田さんが自ら開発したARのバーチャル試着アプリで実感できるようになった。
「4方向のデザイン画だと分からない細かい部分も3Dプリンターで再現すればイメージと違うという行き違いが起きにくいです」と岡田さん。こうしたデジタルを採り入れた取り組みが、平成31年4月に中小企業庁の経営革新計画を取得。
地域内の活動にも細かく足を運んで「小松菜ハイボールの会」「船橋人物図鑑」などにも参加。商工会議所の会報誌「ハンドシェイク」などでも会社を採り上げられるようになったという。
営業時間は、10時半~18時。水・木定休。
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