左が「ふじはら酒店」店主・藤原さん。キッチンカー車内にいるのは「そらかぜ」店主・大森さん

11/8（日）「ふじはら酒店」の店頭角打ちイベントにキッチンカー参入

飲食店とのコラボで盛り上げる

　新京成線滝不動駅から徒歩6分ほどの場所にある「ふじはら酒店」（船橋市南三咲2-9-19、TEL047-449-2803）で月1回、屋外で開催している「カクウチ」に11月8日、初めてキッチンカーでの飲食販売が参画し、会場はいつにも増してにぎわった。

　街の酒屋として営業している「ふじはら酒店」では、2013年ごろから月1回、同店脇の駐車場スペースで、立ち飲みスタイルで気軽に酒を味わえる、角打ちイベントを開催してきた。

　角打ちイベントは週末開催。来店者はおつまみを持ち込み、同店で販売する酒であれば、ワイン、焼酎、ビールでも飲むことができるというもの。1杯500円、3杯1000円で販売する。

　角打ちイベント日には、屋外に特製の屋台が登場する。テントにぶら下がるランプの下、参加者は和気あいあいと酒を味わい、会話を楽しむ光景が広がる。店主・藤原さんは「みんなが集まって来られるような店でありたいんです」と話す。しかし、藤原さん自身は角打ち開催日でも配達に回らなければならない日もあるため、角打ち用屋台は専任の店長をつけ、場を回している。

　その角打ちに、今年9月から新たな企画が加わった。9月、10月は、二和にある飲食店「メゾン・ド・スール」（二和東5-20-22）がコラボし、惣菜やおつまみを販売。藤原さんは「コラボすることで、カクウチ目当てに来ていたお客さんがコラボしてくださったお店のことを知れ、『今度またお店に行くね』という会話があったりするので、お互いにメリットがあると感じています」と話す。

　そこで11月の角打ちイベント日には、藤原さんの知り合いであった船橋市三山の飲食店「焼肉ホルモンそらかぜ」（船橋市三山7-12-4）のキッチンカーを呼ぶことに。同角打ちイベントにキッチンカーが来るのは初めてとなった。

　同店のキッチンカーでは、焼肉牛ロース串（250円）や焼肉牛タン串（250円）、牛すじ煮込み（350円）などを販売。藤原さんは「こうやってキッチンカーが来てくれて、いつもとまた雰囲気が違う。角打ちのお客さんも喜んでくれています」と笑顔を見せる。

　角打ちイベント会場の周りには、酒を飲むわけではないが、キッチンカーで販売されている商品だけを食べている女性客や親子なども見られた。キッチンカーの店主・大森さんは「こうしていろんなところで販売できるのはキッチンカーの強み。実店舗のことも知ってもらえてありがたい」と話す。

　同角打ちイベントは次は12月に開催の予定。開催予定は同店のFacebookページやインスタグラムで告知する。

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