2020年11月07日 配信

11/7(土)船橋港親水公園に再度「FUNAterrace」

キッチンカーとイルミネーションで新しい観光名所を

 ららぽーとTOKYO-BAYに隣接する船橋港親水公園(船橋市浜町2-1)で11月7日から2月末までの土日・祝日にかけてキッチンカー出店による屋台村が稼働している。

 仕掛けているのは、船橋市観光協会に協力する形で組織された「FUNAterrace実行委員会」。メンバーは、キッチンカー事業者の支援を行っている「カケハシフードトラック」、農業支援でクラウドファンディングやホームページ制作などを手掛けている「ファームコネクト」など20代~30代の若手起業家たち。

 かねてから「船橋の海辺を活かした街づくりをしていきたい」と考えてきた同協会・栗田事務局長の構想に若手起業家チームが呼応した形だ。

 「カケハシフードトラック」代表の一條友樹さんは、元消防士。幼いころからの夢を実現させて消防の現場で活躍。多くの命を救い、出世し、仕事にも大いにやりがいを感じていたが「このまま自分の人生終わるのかな?」と若くして成功した人生に疑問を感じたという。

 一念発起して起業。消防勤務時代に貯めた虎の子資金でキッチンカーを購入して営業を始めてみたが「思った以上に大変。たくさんの事務作業と、出店場所などの営業活動が苛烈」とキッチンカー事業者を支援する目的でYouTube配信を開始。1年足らずで3000人以上が登録する人気チャンネルになった。

 「キッチンカーで起業する夢を描く人が多いが、なかなか大変。横の連携をとることで安定した経営が可能になる事が分かった。良質な出店場所確保のためには、最初から出店場所を作っていく事も必要」と考え、栗田さんのアイディアに乗ったという。

 一方、農家を支援する事業で中学校時代の親友2人と起業した「ファームコネクト」村瀬雄太さんは新卒入社した商社でクラウドファンディングも担当。複数のプロジェクトを成功させた実績を持って今年8月に退職した。

 「子どもの頃にお世話になった農家のおじいちゃんやおじちゃん、友達や先輩の実家が農業の継続に苦しんでいる。ITや金融の知識を駆使して農家を助けられないか」と友人の石井宏一朗さん、後藤憲亮さんに声をかけ今年9月の起業に至った。

 船橋市内でもすでに実績を積んでおり、梨農家を継ぐ加納慶太さんのフードロスゼロを掲げたクラウドファンディングを大成功に導いている。今回のFUNAterrace事業にはクラウドファンディング立ち上げ支援という形で参画。ファウンダーと呼ばれる運営側のスタッフとの調整などを手掛けた。

 FUNAterrace事業は、10月18日~23日まで試験定期に実施。平日開催の人出や雨天時の集客。機材レンタルの費用や搬入出時の人件費などの試算をおこない、予算の調整を図りスタッフの確保など準備を重ね11月7日から再度稼働を開始した。

 期間中は土日及び祝日に11時~19時にキッチンカー出店を予定している。10月時点で予定していたキッチンカーはクラウドファンディングの成功や、近隣施設などとの調整。各種助成金などの獲得と複数の方法で実現に向けて動いているという。

 キッチンカーは地産地消メニューや市内飲食店事業者、市内及び県内各所のキッチンカー事業者などが集合。最大10店舗が出店する日もあるという。

 出店時間は、11時~19時。※イルミネーション成功時には出店時間の変更あり。

 クラウドファンディングについては、以下を参照。
 クラウドファンディングA-port「全世界の医療従事者にエールを」
 https://a-port.asahi.com/projects/funaterrace/

 キッチンカー事業者の出店に関する問い合わせは、以下を参照。
 キッチンカー事業者向け募集窓口「カケハシフードトラック」https://lin.ee/ZMiS8ra

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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