2020年11月01日 配信

「探し求めていた理想の街」と笑顔を見せる今村さん

11/1(日)大久保商店会近くに「MANDOLIN HAMBUGER KITCHEN」

都内の名店「ファイヤーハウス」OBが手作りバーガーの店

 習志野市大久保商店会のすぐ近く、船橋市との市境付近に手作りハンバーガーの店「MANDOLIN HAMBUGER KITCHEN」(習志野市大久保13-12、TEL047-779-0789)が10月2日、オープンした。

 同店は、手作りハンバーガーの名店として知られ、多くののれん分けオーナーを輩出しているファイヤーハウス出身の今村治樹さん(42)。店内は、アメリカの建物で実際に使われていたビンテージ材などを活用して「田舎町に昔からあるダイナーズ」の雰囲気を演出している。店舗面積は、約8坪。カウンターのみ7席。

 店内は、トイレのドアや洗面所のハリウッドランプをシカゴのメーカーから現地産のものを取り寄せ採用。店頭看板もペンの塗り跡でビンテージ感を出すため、わざわざ北海道・札幌からタトゥ(入れ墨)職人を呼び、手描きで仕上げてもらうこだわりようだ。

 福岡県出身。辻調理師専門学校を卒業し、フレンチのシェフとして経験を積んできた今村さんだが、イベントでアリスウォータースさんを知り、「カリフォルニア料理」のジャンルを創設したという地産食材を使った彼女のレストラン「シェパニーズ」にふれたことでアメリカ料理の奥深さを知ったという。

 そこで、一念発起してファイヤーハウスに転職。ハンバーガーの持っている可能性に感動し、オリジナルで作るパンと肉とソースのバランスが生み出す芸術性・奥深さに魅了されハンバーガーを究める道を選んだという。

 独立当初は、豪徳寺のシェアキッチンを間借りしていたが徐々に口コミで人気が広がり1年後の契約更新期には実店舗を持たなければならないほどの人気となった。しかしなかなか、今村さんが理想とする街並みや雰囲気を持った物件に巡り合えず物件選びは難航した。

 そんな中、出会ったこの物件は、初めて駅を降りた瞬間にのんびりした住宅街に学生街の雰囲気が溶け込む上、車も店の前をそこそこ走っているという理想の物件だったという。「豪徳寺の店でも住宅街のお年寄りや近所の主婦などがコーヒー1杯から通ってくれた」(今村さん)。その経験を活かしてコツコツと長い期間にわたって街の人に愛される店にすべく営業を重ねていくという。

 同店の看板メニューで今村さんがカリフォルニアで出会ったバターミルクフライドチキンを同店風に再現したという逸品「バターミルクフライドチキンバーガー」(1150円)を筆頭に、ハンバーガー(1150円)、ダブルバーガー(1500円)、ダブルチーズバーガー(1800円)、ベーコンチーズバーガー(1580円)など11種のボリューム満点なオリジナルバーガーに、少しサイズの小さいガールバーガー(980円)ガールアボカドチーズバーガー(1300円)、ガールバターミルクフライドチキンバーガー(1150円)など5種が加わる。

 そのほか、チーズ(150円)、アボカド(200円)、フライドエッグ(100円)、ベーコン(280円)などのトッピングや、サイドメニューのオニオンリング(680円)、フレンチフライ(550円)、グリーンサラダ(650円)、アボカドサラダ(850円)なども提供する。※いずれも消費税別。

 いずれのメニューもテイクアウト可能。その場合容器代として2パーセントが代金に上乗せになるという。

 営業時間は、10時~22時(L.O.21時)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 独自の配合レシピで作り上げているビーフパティ

  • アメリカの古材などを使ってビンテージ風に仕上げた店内

  • 手描きの看板は田舎のダイナーの雰囲気を醸し出す

  • アメリカの50年代をイメージして現地で調達した調度品類

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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