10/29(木)洋菓子店「シュガーシャック」の店頭に恒例のジャックオランタン
「全集中で彫った」力作が並ぶ
東船橋駅南口から徒歩3分ほどの場所にある洋菓子店「シュガーシャック」(船橋市東船橋1-23-13、TEL047-424-2100)の店頭で10月28日から、同店では恒例となっているアートなジャックオランタンが並んでいる。
同店は今年で15周年を迎えた洋菓子店。ハロウィンのシーズンとなる10月下旬には毎年店頭に大きなカボチャが並び、近年ではカボチャに彫られたアートの完成度の高さから、幅広い層の人がこの時期を楽しみにしているという。
同店オーナーシェフの藤尾さんは「約9年前から始めました。最初はオーソドックスにカボチャに目と口を掘ったようなものでしたが、だんだん凝るようになって。最近では、その年に一番話題や人気になったものを掘るようにしています」と話す。
「過去にはラグビー選手や人気アイドルグループの似顔絵を掘りました。今年は本当はオリンピックの予定でしたが、もうこれしかなかったですね」と、今年話題となったアニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のキャラクターが彫られたカボチャを指さす藤尾さん。「パティシエみんなで1人2つほど掘るのですが、今年は鬼滅ファンのスタッフも多くて、みんなノリノリでしたね」とも話す。
カボチャは北海道から取り寄せているというが、「夏ごろから今年のハロウィンの飾りについて準備を進めていくのですが、今年はいつものようにお祭りっぽくやるのは難しいなと、いつもと予定を変えた部分もあります。でも、お客さんからの『今年も楽しみにしているよ』という声が後押ししてくれ、今年もジャックオランタンの飾りはやろう!と決めました」と振り返る。
同店では暗くなる頃からジャックオランタンのライトアップも始める。「灯りがきれいに透けるよう、皮をなるべく薄くするなど、工夫もしています」と藤尾さんとスタッフは話す。
アートを施したパティシエの辻原龍さん、岡嶋あんずさん、小野茉莉子さんは「大好きな『鬼滅』のキャラを描けるとあって、とっても楽しかった。自主的に持って帰り、家でも作業して完成させました」「刀など、細かいところが難しかったです」と話す。同店のSNSでは「鬼滅ファンのパティシエスタッフを中心に全集中で、彫った力作です」と紹介している。
夕方、ライトアップされたジャックオランタンの前には親子連れや通りがかった人が写真に収めるなどで、人だかりができていた。子どもたちは口々に「すごい!」「煉獄さんがいる!」「どうやって作ってるんだろう?」と声を上げていた。
藤尾さんは「鬼滅の刃は子どもから大人まで幅広い層にファンがいるので、このオーナメントも幅広い層の方に楽しんでいただけたらうれしいです」と話した。
同オーナメントは11月1日まで飾る予定。「生のカボチャを使用しているため、早い方が綺麗です」とも呼び掛けている。
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