2020年10月28日 配信

工事が進む現場

10/28(水)南船橋にアイスアリーナが今年12月にオープン予定

船橋に12年ぶりとなるスケートリンク

 JR南船橋駅から徒歩12分のオートレース場跡地に「南船橋アイスアリーナ(仮称)」(船橋市浜町2-1-60)が12月の開業を目指し現在、工事を進めている。

 同アイスアリーナの運営会社「パティネレジャー」(東京都豊島区巣鴨2-6-1)のホームページによると、アイスアリーナは通年営業で、アイスホッケーができるAリンク(国際規格30m×60m)とBリンク(24m×38m)を備える予定だという。

 かつて船橋市には、運動公園(船橋市夏見6-4-1)のプールを利用した屋外リンクが冬季限定で開設され、家族連れなどでにぎわっていた歴史がある。同スケートリンクを本拠地としてジュニアのアイスホッケーチームが練習場として活用していたが、近年の暖冬と入場者の減少などで2008年に閉鎖。市内にはスケートリンクがない状態が続いていた。

 現在建設中のアイスアリーナが開業すれば、市内では12年振りにスケートリンクが市内に復活するとあって、関係者を中心に市民の関心が高まっている。

 「パティネレジャー」は2005年にオープンした「アクアリンクちば」(千葉市美浜区新港224-1)の指定管理者。国内外のスケートリンクの設計、施工、運営、管理や東京ミッドタウンの屋外スケートリンクやイベントホールなどで行われるアイスショーのリンクの設営なども手掛けている氷のプロフェッショナル集団だ。

 同社のリリースによると、同施設は、民設民営のアイスアリーナとし、「4つのキーワードで新たなスケートリンク事業のモデルを目指す」という。

 4つのキーワードとは、「LOCATION 立地のよいリンク」「EVOLUTION 進化したリンク」「COMMUNITY 地域に密着したリンク」「DIVERSITY 多様性のあるリンク 」。

 特に多様性のあるリンクという点では、「中央の管理棟を挟んで2つの独立したリンクが配置され、個人やご家族、グループでのレクリエーションや学校の課外活動、企業や団体での貸切利用やイベントなど、多目的にご利用いただけるリンクです。 また、小さなお子様から熟年層まで、生涯スポーツや愛好者として楽しんでいただけるスケート教室から、世界へ羽ばたくトップ・アスリートの育成までを担う、あらゆる年齢層に開かれた総合フィギュアスケートアカデミーも開校予定です」と発表している。

 かつて子どもと毎週のようにスケートリンクに通っていたという50代の男性は「船橋のリンクがなくなってからは千葉市や江戸川区のスケートリンクまで通っていた。近くに通年のリンクができるのはうれしい」と笑顔を見せる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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この記事を書いた人

典子牧

典子牧

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