2020年10月15日 配信

栄冠を勝ち取った3年生たち

10/15(木)八木が谷中学校ギター部が全日本ギターコンクールで日本一に

コロナを乗り越えての快挙

 八木が谷中学校(船橋市八木が谷2-9-1、TEL 047-447-1455)のギター部が、9月20日に神奈川県で行われた全日本ギターコンクールの重奏部門に3年生8人・2チームが出場し、日本一となる最優秀賞と2位相当の特別金賞をそれぞれ受賞した。

 これまでにも同コンクールで優秀な成績を収めてきた同校ギター部だが、本年度は新型コロナウイルスの影響により、例年とは大きく異なる環境でコンクールに臨むこととなった。

 本年度の部活動のスタートは6月15日。緊急事態宣言に伴う休校の影響によって、例年より約2カ月遅い始動となった。休校期間中は各自自宅での練習に取り組んだという。

 さらに部活動再開後も、文部科学省から提示された「新型コロナウイルス感染症予防を踏まえた部活動のガイドライン」に従い、大人数での合奏は不可、1日の活動時間の上限は2時間、といった制約の下での活動を余儀なくされた。

 目標としていたコンクールも、予選が映像審査で行われることとなり、本選でもホールで演奏することができるかどうか、当日まで分からない状況だったという。

 そのような先の見通せない状況でも見事に栄冠を勝ち取ることができたことについて、顧問の藤原裕子先生は「今年の3年生は8人と少なかったことが、逆に強いチームワークを生んでいました。どのような音楽を作り上げたいか、2時間の練習で何に取り組むかなどを相談する姿もたびたび目にしました。限られた時間でも目的意識をしっかりと持って活動できたのが結果につながったのだと思います」と勝因を分析している。

 コンクール受賞について、部長の近藤結菜さんと副部長の小林希さんからは「今までの努力が報われてうれしかったです。先輩たちが築いたギター部の伝統を守れてほっとしました」「本選での演奏は最初は緊張したけど、仲間の顔を見ながら演奏しているうちに、楽しい気持ちが巻き起こり、リラックスして演奏することができました」と感想を話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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