2020年10月10日 配信

作品展示スペース

10/10(土)地域活動支援センター「コミュニティカフェ ひなたぼっこ」でアート展

市内アーティストも協力して

 京成船橋駅から徒歩6分、船橋勤労市民センターの近くにあるコミュニティカフェ「ひなたぼっこ」(船橋市本町4-31-23、TEL047-426-8825)で、9月26日からアート展が開催されている。

 コミュニティカフェ「ひなたぼっこ」は、NPO法人ちばMDエコネットが運営。創設は2002年で、理事長・山田晴子さんが、自身の子どもに障がいがあったこともあり、「障がいがある人もない人も共に働く場所を」との思いから作られた場所がこのコミュニティカフェ。

 障がいのある人たちがここで働き、別の場所に巣立って行けるように支援し、地域の交流の場、市民活動の拠点となるようにと、2017年から現在のスタイルである地域活動支援センターとなった。

 今回のアート展開催の経緯について、施設長の山本佳美さんは「絵を描くのが好きというスタッフ(利用者)さんがいて、以前までは、船橋市が毎年行う障がい者週間に作品として出品していました。ここではせっかくカフェを運営しているのでカフェにも来店してもらい、スタッフの作品を見てもらえればと思い、開催を計画しました」と話す。

 今回のテーマは「一人ひとりの“表現したい”気持ちを大切に」。この計画は第1弾として、さらに「船橋でアート活動している人、作家さんたちとの繋がりを広げたく、『障がいがあってもなくても、アートを楽しみましょう』とお声をかけさせてもらい、なんとか初開催できました」と山本さんは笑顔で話す。

 一般部門での協力は、北習志野にある「創作ルームLABORO(ラボロ)」や「MOLOSTUDIO」が協力。そのネットワークから、まっすーさん、西村こずゑさん、田中寿知さん、驪龍(りりょう)さん、野村季世子さんといったアーティストも参加している。

 「ひなたぼっこ」スタッフからは、浅野圭太さん、石田歩さん、後藤あいさん、藤森敬子さん、森遼多さん、山田晶生さん、山本江美子さんらが参加。同時に作品の販売コーナも併設している。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、「ひなたぼっこ」は活動を自粛を余儀なくされ、カフェは営業できずとなった。しかし今回参加しているスタッフの数名は、時間ができたことでDVD鑑賞をした後に絵を描くのが習慣になったスタッフや、アート展の準備で絵を描くスタッフに影響されて、絵を描き始め、参加したスタッフもいるという。「良いでの意味での、コロナ効果ですね」と山本さんは微笑む。

 「アート展開催中は、スペシャルメニュー『昭和レトロシリーズ』をご用意しております」とカフェ店長の本郷典子さん。山本さんは「船橋で活動している作家たちのワークショップも開催していますのでぜひお越しください」と呼び掛ける。

 開催期間は10月31日まで。営業時間は10時〜17時。日曜、月曜定休。 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 左から店長・本郷さん、スタッフ・山本江美子さん、施設長・山本佳美さん

  • コミュニティカフェ「ひなたぼっこ」外観

  • 常時販売されている作品

  • 販売用作品

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