2020年10月09日 配信

講演中の口野教諭

10/9(金)法典西小をホストにして行田中学区保護者向けオンラインミニ集会

ZOOMを使って「1000か所ミニ集会」を合同開催

 法典西小学校(船橋市上山町1-111-5)をホストとし、行田中学校区となる行田中学校、行田西小学校、行田東小、塚田小とともに10月9日、オンラインでつなぐ「1000か所ミニ集会」が開催された。

 例年は行田中学校区となる前出の5校で、対面式の集会が実施されいる。各校との交流や連携、教育活動やPTA活動の推進に役立つようにと、学校職員を中心として年に4回、連絡会を開催。うち3回目は、参加対象を各校の保護者や地域住民へと広げ、千葉県教育委員会が奨励している「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」として開催しているもの。

 その3回目の開催を、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、WEB会議システム「ZOOM」を活用してオンライン形式で実施。法典西小学校をホスト校とし、同校の口野(くちの)佳奈栄養教諭が「法典西小学校の食育の考え方・進め方」と題して講演を行った。

 口野さんは主に食育のジャンルでさまざまな受賞歴を持つ。受賞歴は、平成29年度文部科学大臣優秀教職員表彰(食育の推進)、平成29年千葉県教育奨励賞(食育指導)、平成29年千葉県栄養改善学会奨励賞などが挙げられる。そのほか、今年度は第61回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会で事例発表者を務めたほか、学校給食関連の月刊誌などにも寄稿するなど幅広く活動している。

 口野さんはオンラインの講演で参加者に向けて30分ほどの講演を行った。参加者は、各校の校長、職員、PTA会長、役員など各校5人ほどとした。

 講演では「幼児に食べ物を噛むことを教えるのに、回数を数えながら食べさせたら幼児は喜んで噛むことを覚え、それを横で見ていた子どもたちも競うようにものをよく噛んで食べるようになった」という話や、家では苦手で食べられないものが、学校でなら食べられるといったエピソードを話した。

 ほかにも、「魚や野菜が嫌いな子どもも多いが、魚を捕る方法や場所など、魚の知識を付けて説明したり、野菜も関連する情報を見せてあげると興味をもって食べられるようになった」というエピソードの披露があった。「食育のアイディアは、乳児を育てた頃に戻って考えて、あえてむずかしいことに挑戦すること、食育の視点を広げることなどが重要です」と話があった。

 口野さんにとってオンラインの講演は2回目だという。「初回は短い時間だったので、30分の長い時間のオンライン講演は初めて。講演の材料は日頃の話と同じもの。オンライン講演で画像と音声で深いところまで説明できるのは有用で、可能性を持っている。今後も取り入れていきたい」と話した。

 法典西小で同会に参加したPTA会長・初本建吾さんは、「魚や野菜の苦手な子どもへの対策法は勉強になった。魚の骨外しなどていねいな説明が子どもの興味につながっているようだ」と感想を話した。

 同じく同校でPTA活動をしている伊藤さん、今井さん、岸保さんも「オンライン講座はわかりやすいし、移動時間の節約など、良いことがいっぱいある。一方で、意見交換などでは対面での会話のほうが気持ちを伝えやすい気がする」とコメントした。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 参加5校のみなさん

  • ホスト校法典西小学校にて

  • 法典西小学校

この記事を書いた人

yumiko_mikami

yumiko_mikami

MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
船橋の魅力をどんどん発信していきます!
  • Facebook
  • Instagram
スポンサードリンク

記事の場所