2020年10月25日 配信

10/25(日)船橋の革職人集団「二天一流総本舗」が東武百貨店へ出店

催事出店から7年越し、常設店実現へ

 船橋市内で創業し、全国の百貨店などの催事で活躍している二天一流総本舗(船橋市本中山2-22-20、TEL047-332-4200)が9月24日、東武百貨店船橋店内で常設店舗の営業を開始した。

 東武百貨店の店舗は、約5坪。店内には、すぐに販売可能なもので色やサイズ違いのものをセミオーダーにも応じる。同館北側の入口からすぐの通路沿いにある。社名は二刀流で知られる剣豪・宮本武蔵から。どんな状況でも必ず勝つという剣術「二天一流」の真剣勝負に臨む覚悟を職人の技術に例え不退転の決意を示したという。

 同社は、2008年7月に海神駅近くで古民家を改装して創業。1階を工房に、2階を展示室兼シェアスペースとして活用し地域コミュニティの核として機能させてきた。その後、下総中山駅近くに工房兼店舗と工房を開設。市川駅近くの大門通りにも市川店を出店するなど業容を拡大してきた。

 並行して東武百貨店船橋店をはじめとして北海道~沖縄まで全国の百貨店やデパートでのレザークラフトフェア、女性靴の催事などにも出店。年間30~40件をこなし着実に実績を重ねてきた。

 一方で本店だった海神の店舗は契約満了のタイミングで閉店。本店を下総中山の工房に移し、創業の地から本拠地を移動することになった。

 現在社員は3人、パート従業員7人。職人の起業支援やのれん分け、協力工場などとの連携で幅広い層の顧客からのニーズに対応できる仕組みを独自に構築。

 データベースを整備し、最初の設計から6~7割までを自社で製造。最後の仕上げ部分だけ協力工場などに依頼する「6分生産」「7分生産」という手法で生産スピードを向上させるとともに一人一人に合わせた受注生産システムを構築してきた。

 営業時間・定休日は同館に準じる。電話は、東武百貨店の代表電話047-425-2211から。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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