10/8(木)松が丘の「喫茶&パブ英」の軒先で屋台風カフェ「café sakua(サクア)」
コロナ禍でもテラス席とテイクアウトで対応
松が丘の住宅街にある「café sakua(サクア)」(船橋市松が丘3-71-18、TEL080−9423−1521)が7月のオープンから約3ケ月を迎えた。
同店は、店主・宇梶礼子さんの父親が約45年営業している「喫茶&パブ英」の店頭で、毎週月、火、水曜のみ出店している屋台カフェ。店名の由来は、宇梶さんの2人の子どもの名前から創作したという。
出店の経緯は、新型コロナウイルス感染症による営業自粛規制がきっかけだった。4月初旬の営業自粛から客足はピタリと止まり、「このままだと食材がダメになってしまう」とう言葉に危機感を持ったという。
5月初旬、宇梶さんの兄が「飲食店関係は、どうしても3密になるから敬遠されがち、テイクアウトしてもらおう」と、兄のキッチンカーで営業をスタートするも、兄の本業が忙しくなりキッチンカーが出店出来なくなってしまった。
そこで7月初旬、宇梶さんは「café sakua」として営業を開始。店頭にPOPなどを貼りテイクアウトの宣伝してみたが、思うように客足は伸びなかったという。「キッチンカーがないと、どうしても『喫茶&パブ英』の印象が強いようで、3密になるのではと思われたようで上手くいきませんでした」と宇梶さん。
そこで、キッチンカーのように目立つような方法として、9月に「屋台」を思いつき2日間で屋台を自身で組み立て、現在のスタイルの営業を始めたという。
メニューは、軽食とドリンクが中心で、サンドイッチ関係は宇梶さんのオリジナルメニュー。ご飯系、おつまみ系、ドリンクは「英」からのメニューだという。宇梶さんは「喫茶店でもある「英」からのドリンクメニュー、父こだわりの『ハンドドリップの珈琲』が好評です。オープンテラスの空間も、皆さんから喜んでいただけてます」と話す。
結婚するまで「英」での調理場の手伝いをしていたという宇梶さん。現在も兼業で行っている介護職での調理の仕事もしてることから、今回のメニュー作成にその経験が生かされているという。
9月から現在の屋台カフェスタイルになったこともあり「立ち寄る人が増え、対話が増え、子どもや高齢者の防犯にも役立っているのでは。ある意味、コロナのおかげかも」と逆境を好機ととらえて明るく話す。
営業時間は10時30分〜20時(月・水)、10時30分〜18時30分(火)。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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