4/22（木）千葉県公安委員会賞揚／船橋警察署

市民が引ったくりを逮捕

千葉県公安委員会では平成16年に施行した安心安全条例に基づいて「わが身の危険を顧みず犯人逮捕に協力した」などの功労者に対し、千葉県内に5名だけ選出されている公安委員から直接『賞揚』（しょうよう…ほめたたえること）を手渡している。

 今回の受賞者である吉種満男（船橋市在住・介護サービス会社役員）氏は、この制度が始まってから87件目の賞揚受賞。

吉種満男さんは平成22年3月22日頃、勤務先のから原付バイクで帰宅途中に「捕まえて。そのバッグは私のです」と連呼しながら自転車に乗った男（安積伸也被告32歳）を追跡している女性（25歳船橋市在住）を発見。そのまま乗車していた原付で男を追跡、本町3丁目付近の袋小路に追い詰めると襲い掛かってきた男を取り押さえた。その後、追いついてきた被害者の女性による警察への連絡で現行犯逮捕となった。当局の発表によると被害者女性は自転車の前かごにバックを乗せ帰宅途中、後ろから追い越してきた安積被告にバックをひったくられた。犯行に対し安積被告は「遊ぶ金欲しさにやった」と供述しているという。

受賞に際し、公安委員会の伊藤賢二委員から「取り押さえる際に犯人は暴れませんでしたか？」と問われると、「だいぶ暴れられたが誰にも怪我なく取り抑えることができてよかった。常日頃から介護職員として現場に入っているので体力には自信があった」と答え笑顔を見せた。

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