12/10(木)塚田小学校あんしん教室
いざ、というときに役に立つ。
あんしん教室!
地域や社会への貢献活動を行う目的で組織されているロータリークラブ。船橋市に5つあるクラブのうち船橋西ロータリークラブが市内の小学校を対象に毎年行っているあんしん教室が塚田小学校で行われた。
あんしん教室は、ALSOK(総合警備保障)船橋支社の協力で低学年向けと高学年向けの二通りのプログラムが用意されている。今回のあんしん教室では、低学年向けを1年生全クラス、高学年向けを4年生全クラスに行った。
――以下高学年用 あんしん教室――
「いつもは鳴らしてはいけない防犯ブザーですが、今日はあんしん教室なので特別です。防犯ブザーを鳴らしたい人!」全員がいっせいに挙手する。普段、いたずらで鳴らして怒られている子供達は目を輝かせる。「ヴー!」防犯ブザーの音が教室に鳴り響くと、突如教室に制服姿の男性が「防犯ブザーの音がしたので駆けつけました。ALSOKの●●です。異常はありませんか?」
実際に留守宅に忍び込む手口を参考にした対処方法をわかりやすいようにパネルにして、その意味を考えさせ、子供達に発表させる。
例えば、「鍵を見せない」に対して「無くしてしまうから」「鍵を見せて歩いていたら家の人が居ないって思われてしまうから」といった具合。
子供達が自分で導き出した答えによって理解度が深まる。
「留守番したことがある人~?」ここでも全員が挙手。「留守番していてビックリしたことは?」―「知らない人が電話してきた」「ドアをガタガタする人がいて怖かった」など様々な体験を語る児童。
実際に電話がかかってきたときの応対方法について理想的な受け答えを実践。何とかして付け入ろうとする電話の相手に対し、児童は何も情報を与えないように練習する。
最後に、教室に参加した隊長の体験談から実際の現場の恐ろしさ、不審者と万が一接触しても戦おうとしないで大声を出すようにメッセージを送った。
高学年のときと同じように防犯ブザーを鳴らすとALSOKの隊員がかけつける。
『いか・の・お・す・し』に沿った連れ去り対策とその意味をみんなで一緒に考える。
いか・・・行かない
の・・・乗らない
お・・・大声を出す
す・・・すぐ逃げる
し・・・知らせる(何かあったらすぐに知らせる)
児童は学校で教わっているので『いかのおすし』についてはよく知っている。今回グループワークに取り組むことによってより一層理解が深まった様子。
外見で判断しがちな児童。特徴的な写真を見せて「お父さんが事故にあったから一緒についておいで!」という呼びかけに対しどの写真の人だったらついて行っても良いか問いかける。
児童に対し、知らない人には絶対について行ってはいけない旨を啓蒙した。
大人の腕の長さを自分のそれと比較させ二倍程度の差があることを実感させる。
車に連れ込みされるケースでは地図をみせて「道を教えてもらえるかな?」と誘いかけ車に引き込むケースが多いという。知らない人(特に車を運転している知らない人)に近寄ってはいけない。
高学年にも低学年にもわかりやすい防犯の絵本を教室の終わりにロータリークラブ会員から直接手渡した。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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