若い力とコラボレーション
この市場は約40年前、海苔漁師だった大野修一郎さんの海苔干し場だった場所に近隣の農家が野菜や花を持ち寄り販売したことが始まり。その後、市場として発展し、多いときには、約50店舗近くが軒を連ねていたとのこと。
しかし現在は、高齢化や移転などに伴い、店舗数が激減した。
生まれ育った環境の市場が元気が無くなくなる姿を見るのは、淋しいと大野さんの長女の田島芳江さん(写真左)と芳江さんの長女初(うい)さんが市場の一角にパン屋「市場のパン屋さん」を昨年12月にオープンさせた。
「市場のパン屋さん」は、芳江さんの弟が経営する習志野市の香澄にあるパン屋「O’S」から毎朝焼き立てのパンを仕入れている。
市場を盛上げたいという田島さんの試みに千葉工大大学院生の青木孝太朗さんが協力を申し込み、仲間の大学院生や地元小学生の参加などで、市場内で展覧会やワークショップを開催した。
「小さい頃から可愛がってもらってお世話になった市場で働く方々や地元の人達に恩返しをできれば」と田島親子は、訪れるお客様に丁寧で明るい対応で接する。
市場内の展示スペースでもパンとコーヒーや紅茶を楽しめるスペースも用意されている。
市場内のお店の店主も「若い人達が関ってもらうと市場が明るくなる。これから少しづつでもお店が増えれば活気が取り戻せるのでは」と語る。
展示スペースには、学生や子供たちが書いた寄せ書きも飾られている。
船橋湊町市場 湊町1‐11‐1
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