2020年09月10日 配信

3年D組 時代劇「月下夢幻譚」

9/10(木)薬園台高校・初!オンライン文化祭「第58回りんどう祭」

新たな試みとしてYouTube限定公開に挑む

 薬園台高校(船橋市薬円台5-34-1、TEL 047-464-0011)で9月14日、オンライン文化祭「第58回りんどう祭」の限定公開がある。

 同校では9月6日、校内発表が行われた。ただし、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年のような一般及び卒業生や保護者の入場はなかった。そのため、その様子をYouTube上でオンライン公開するという方法を考えたという。

 同校の伝統として、全てを生徒主導で開催してきた薬園台高校の文化祭。オンライン公開についても、生徒からの発案で、学校が受け入れての実施になったという。5月中旬から文化委員会の各部長たちは、Zoomを使って会議を開き、開催について検討。全体を対象とした対面での文化委員会は、6月15日の時差登校が始まってからになったという。

 「薬高のアイデンティティー」と題し、同校校長の大窪晋さんは同祭のしおりであいさつ文を掲載。「薬高のアイデンティティーは間違いなく『りんどう祭』である」と伝える。

 多くの卒業生が育み、在校生が引き継いできたという「りんどう祭」。常に生徒主体で、「企画や過程での薬高生の努力は今まで以上であり、新しい時代の「りんどう祭」を切り拓いたと確信している。そのことこそが『りんどう祭』が薬高生のアイデンティティーだということを示している」と大窪さん。

 薬園台は、徳川吉宗の時代幕府の薬草栽培地を指定されたことが地名の由来になる。その中でも「りんどう」はこの土地に適した薬草として長い間大量に栽培されてきた。同校の校章はこの「りんどう」を図案化したもので、象徴ともいえる草花になる。「りんどう祭」の名称もそこに由来しているという

 参加団体は1年生から3年生のクラス単位で、時代劇や青春ストーリー、コメディ、サスペンス、ファンタジーなどの演劇に関するジャンルや、縁日、アトラクションなどがあり、部活動からは書道部や華道部、茶道部、地学部、美術部の展示や将棋部の対局、音楽部や吹奏楽部、軽音同好会の発表などがあった。

 文化委員会の本部長瀬川友香さんは「みなさんがこの日のために何度も話し合いを重ねて一生懸命準備してきたことに変わりはないと思います。薬高生全員で創り上げたりんどう祭、楽しみましょう!」と伝える。

 文化祭の担当教員は「開催できるか先行きがわからない中で、計画を立てては変更が繰り返されました。何ができて何ができないのか、コロナ対策に関するルールはどうするのか、すべて初めてのことなのでそれを一つ一つ決めることが大変でした。生徒は、この困難な状況をよく考え、話し合い、解決してきました」と話す。

 YouTubeは文化委員会広報部と各団体の動画係の生徒が担当。YouTubeはパスワードをかけた限定公開で、URLを知るにあたってはパスワードが必要になる。同校生徒や保護者にはメールで知らせ、同校OBや在校生の友人は同校に在籍する生徒から入手してほしいという。各中学校の担当職員にも知らせているとのこと。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 1年D組 アトラクション「インDジョーンズ」

  • 書道部展示

  • 校舎に掲げられた「RINDO FES」横断幕

  • 「りんどう祭」のしおり

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