およそ550年前より船橋市三山に伝わっている民俗文化財『下総三山の七年祭り』の小祭と呼ばれる湯立祭が行われた。
前日の大雨の湿った空気の中、街中に祭囃子の音色が鳴り響いた。祭りの開催を告げる花火があがり、街はいっせいに目覚める。
山車と榊を轢くのは子どもたちの役目。朝早くからのお勤めをねぎらって休憩所では、駄菓子やフルーツを振舞った。
子どもたちは満面の笑みを浮かべ「ありがとう!」と礼を言う。長年続いてきた伝統的な祭りが子どもたちの記憶に色あせずにいつまでも残ってゆく瞬間だ。
午前8時を過ぎた辺りから神輿を囲む人の輪が徐々に大きくなってゆく。朝の支度を終えた三山の街は、祭り一色に染まってゆく。
前日の荒天の影響もなく、晴れ渡ってきた空。気温も徐々が徐々にあがってきた。
三山の街だけではないだろうが、祭りのある街では、地元の神輿を担ぐようになってから始めて一人前と認識されるようになる。
何と言っても七年に一度しかない神輿を担ぐチャンス。多くの若者がこの機会に一人前になる。
昼になる頃今年で創立50周年を迎える三山小学校に神輿が到着。今まで長い歴史の中で三山小学校に神輿が入ったことは無かったが、校長先生の熱心な働きかけに寅持会の心が動かされた。
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