2020年09月06日 配信

※完成イメージ

9/6(日)9月末から「災害時のごみ出しガイド」「洪水・内水ハザードマップ」全世帯へ配布

ハザードマップは13年ぶりの改定

 船橋市は9月末から、大きな災害が起きた際に家庭から出るごみの出し方の情報を掲載した「災害時のごみ出しガイド」と、台風や集中豪雨による河川の氾濫などに備え作成した「洪水・内水ハザードマップ」を、市内全世帯の約30万世帯に配布する。

 「災害時のごみ出しガイド」は、可燃ごみの収集体制の変更、一次仮置場への持ち込みの際の注意事項やごみを片付けるときの注意点、携帯トイレの使い方・捨て方などを掲載している。

 昨年は台風15号、19号と大規模な災害が頻発し、市内でも倒木や家屋一部損壊などの大きな被害が発生した。災害時には、市民の生活環境の保全と市内の早期復旧・復興のため、災害廃棄物を迅速かつ適正に処理することが重要になる。

 そのためには、ごみを分別して出すことが必要になり、市民の理解は不可欠になる。

 災害時に家庭から出る可燃ごみについては、腐敗しやすい生ごみなどからごみ収集ステーションに出すことが優先される。災害で壊れた家具、家電、割れた食器、ブロック、瓦などのごみは、市が指定する一次仮置場へ分別して持ち込む必要がある。

 「災害時のごみの分別と排出方法について、わかりやすく説明しているので、自宅で保管いただき、いざというときに役立ててください」と資源循環課担当者。

 発行部数35万部。サイズはA3二つ折り。問い合わせは資源循環課(TEL 047-436-2449)。9月末から資源循環課や各出張所、各公民館などでも配布する。完成後は市ホームページでも見ることが可能となる。

 「洪水・内水ハザードマップ」は、国や県が想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定に加え、市独自で実施した内水氾濫のシミュレーションによる、浸水想定区域を反映し、13年ぶりの改定になる。

 本シミュレーションによると、市内全域に浸水想定区域が広がったことが判明した。

 避難場所や浸水想定区域などを示しているほか、新たに「マイタイムライン~我が家の避難行動計画はこれだ!!~」を掲載。マイタイムラインとは、災害が起こる前に、災害時をシミュレーションして、自分に合った行動を想定しておく、いわゆる行動計画作成のこと。

 今までの、「伝える」「見る」マップから、「考える」「書き込む」という行動を伴うマップになっている。自分の行動計画が作成され、自助・共助の防災活動への展開が期待できる。

 「ぜひ一度ご家族や地域の皆さんと、地域の水害対策や災害時の避難について話し合ってみてください」と危機管理課担当者。

 なお、宅地建物取引業法施行規則が一部改正され、水害ハザードマップにおける取引対象の宅地または建物の所在地を新たに重要事項説明の項目として位置付けることになり、8月28日に施行されたことから、28日から市ホームページで先行公開している。

 発行部数37万部。サイズA1。問い合わせは危機管理課(047-436-2031)。市危機管理課や船橋駅前総合窓口センター、各出張所などでも配布する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 災害時のごみの出し方 ※完成イメージ

  • ゴミを片付ける時の注意も掲載する

  • 携帯トイレの使い方・捨て方

  • ハザードマップに新しく掲載される「マイタイムライン」

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