2020年08月28日 配信

右から2人目が院長の田中幸太郎さん

8/28(金)高根木戸駅近くに「ファミリークリニック」

24時間・365日対応で訪問診療・臨時往診も

 新京成線高根木戸駅から徒歩4分の場所に8月3日、訪問診療や往診もする「ファミリークリニック」(船橋市習志野台1-11-4、TEL 047-404-2688)が開院した。

 院長は大学病院などの救命救急センターや脳神経外科に勤務していた田中幸太郎さん。

 田中さんは、軽症から超重症者の診察、手術、集中治療室での全身管理などに従事し、京成線・海神駅近くの知的障がいや発達障がいのある成人を対象とした通所施設「ラフト」(船橋市海神5-1-12 、TEL 047-431-3451)で嘱託医として働いていた経験もある。

 出身は大阪だが「関東圏内の救命救急センターで働く中、船橋市に縁があって開業に至りました」と田中さん。

 救命救急センター勤務経験から、「一命を取り留めたとしても、その後の生活があること。自宅に戻っても容易に来院ができない場合などもあり、その生活を支援していく必要がある」ということを感じていたという。

 さらには、障がい者施設での嘱託医の経験から、「障がいがあっても気兼ねなく通院できる場所であることを広く知ってもらえれば」と話す。

 クリニックは、午前中は一般診療(予約制)と訪問診療、午後は訪問診療に出るという。一般診療は内科、救急科、外科、皮膚科、脳神経外科がメインになるが、それ以外にも眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科領域の疾患、転倒時の頭部打撲、全身打撲、その他の外傷疾患は対応できるという。必要に応じては専門医に紹介状を作成。24時間・365日対応で、臨時往診にも対応する。

 田中さんは「病院でできたことを在宅でも行い、患者さまやご家族が最後まで心穏やかに過ごせる医療を提供したいと考えています」と話す。

 「在宅医療は、多職種の人と連携を密に取らないと成立しないため、顔の見える関係を構築し、患者さま一人一人が自宅や施設で最後まで心穏やかに過ごせるよう、協力していきたいと考えています」と真剣な眼差しで話した。

 診療時間は9時~13時(一般診療・訪問診療)、14時~18時(訪問診療)。土曜・日曜・祝日休診(訪問診療は祝日も行う)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 待合室に飾られた絵は障がいを持った人が描いた作品

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード