2020年08月25日 配信

「本日のスープとパンとサラダとドリンク」

8/25(火)下総中山に「Art Gallery Cafe 茶々華」

木漆工芸作家が情報発信の場を目指して

 JR下総中山駅から徒歩3分の場所に7月17日、「Art Gallery Cafe 茶々華(ちゃちゃか)」(市川市鬼高2-9-13 TALE COURT下総中山1F)がオープンした。

 店主は木漆工芸作家でもある高橋明希さん。「日本文化の漆が日本人とかけ離れてしまっていることから、身近に手で触れられる場所を作りたかったんです」とオープンの経緯を話す。「子どもにも自由な感性を持ってもらいたくて、お母さんに連れられてきた子どもが自由にアートを感じる場にもなれば」とも。

 店名は漆の茶色とコーヒーの茶に加え、「華やかな空間にしたい」ことへの思いを込めているという。店内で使う漆器は高橋さんの作品で、「いずれ多くの作家さんの作品を使えるようになれば」と話す。

 高橋さんは千葉市在住で、カフェを開く場所を探す際、「住宅街であること」「森など緑の近くであること」「人が温かいこと」の3つを条件にしたという。「総武線沿線で探していて、それぞれの駅で下車して探しました。ここは近くに森はないですが、住宅街であることと、周囲の人たちがとにかく温かくて、ここしかないと決めました」と話す。

 店内は4人掛けテーブルが2卓、2人掛けテーブルが5卓そろう。カウンターは立ち飲みスペースになる。ギャラリースペースは現在はオープン記念として高橋さんの個展を開いているが、次の予定は現在未定という。

 フードメニューは本日のプレート「本日のスープとパンとサラダとドリンク」(1,200円)にアラカルトの「クロワッサン」(店内=330円、テイクアウト=250円)、「あんこギッフェリ」(店内=280円、テイクアウト=200円)、サラダ(300円)など。「添加物を使わず、体にいいものを目指しています」と高橋さん。本日のプレートもサラダは野菜の種類を豊富にし、「にんじんドレッシング」は添加物を使わずに手作りする。パンもショートニングやマーガリンなど植物性油脂を使っていないという。「オープン後、9時半くらいには焼き立てパンが食べられますよ」と高橋さん。

 ドリンクメニューは茶々華ブレンド「マイルドブレンド」「深煎りブレンド」(以上店内=480円、テイクアウト=400円)、水出しコーヒーやエスプレッソなど。高橋さんは銀座のコーヒー店で働いていたことがあり、その縁でコーヒー豆はイタリアのコーヒー豆「ラバッツァ」を使っている。

 「ハイネケン」(800円)、「サンクトガーレン(ペールエール)」(920円)などのボトルビールや、「気まぐれドルチェ」(500円~)、「天使のシフォンケーキ」(680円)などのドルチェ(デザート)も多彩。

 高橋さんの父が週末にコーヒーの焙煎を、母は平日に、妹は週末に店を手伝いに来てくれるという。「ワークショップなども開き、情報の発信場所でありたい。気軽に来てもらい、ここに来たらいろいろな情報が得られるねと言ってもらえるような場所にしていきたいです」と今後の抱負を話す。

 営業時間は9時~18時。水曜・第2日曜定休、不定休1日あり。ギャラリースペースについてはホームページ(https://chachaka-cafe.com/)から。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • カウンターに立つ高橋さん

  • 店内のギャラリースペース

  • 店内の様子

  • 店舗前に立つ高橋さん

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