2020年08月13日 配信

お墓クッキー(アイシングバージョン)

8/13(木)石材店が営むカフェで「お墓クッキー」

墓参りの土産として売れ行き好調

 市営馬込霊園の入口付近にある石材店「石和(いしかず)石材」店内の「石和カフェ」(船橋市馬込町1193、TEL 047-438-5330)で8月7日から「お墓クッキー」の販売が始まり、お盆の墓参りで訪れた人に好調な売れ行きを見せている。

 同カフェは今年1月、石材店の中にオープン。「普段は墓石販売や石材工事などをメインに事業展開しているが、普段は店の前の道があまりにもひっそりとしているのが気になっていたためカフェをオープンした」と代表の金子和哉さんは、カフェオープンの経緯を話す。

 今年のお盆は、同カフェがオープンしてから初めて迎えたお盆時期となる。金子さんは「店の前の通りでは、お墓参りに行く人がお花を買いに各石材店に立ち寄っていく。当店の店の場合は、これまでお盆であっても当店でお墓を買ってくださった方くらいしか立ち寄る人がいなかったが、カフェがあることにより、これまで関係性がなかった方も店に入ってくれるようになった。特に、遠方から墓参りに訪れた人が休憩スポットとしても使ってくださっているようです」と話す。

 なかでも訪れた人が「何これ、おもしろい」「お供えにしよう」「お土産に持って行こう」と好調な売れ行きを見せているのが、8月から販売を開始したお墓型のクッキー「お墓クッキー」のアイシングバージョンだという。お盆の初日で、初回で仕入れた数の半分が売れたという。

 「お墓クッキー」はお墓の形をしたクッキーで、2種類のラインナップとなる。1つは、もともと同店のカフェメニューのひとつアイスクリームに添えて出していたお墓型の素焼きクッキー(150円)。アイスに添えて出していたところ「クッキーだけ単品でも販売してほしい」という声が多く寄せられていたため、今回クッキーの販売に至った。素焼きクッキーはアイシングクッキーを得意とする「sucre cresia(シュクレクレシア)」(鎌ヶ谷市南初富4)に依頼している。

 今回、単品販売分を依頼をした際、カフェを担当している和哉さんの妻・恵理子さんが「せっかくsucre cresiaさんにクッキーを焼いてもらっているのだから、sucre cresiaさんが得意とするアイシングでよりお墓っぽくしてもいいのではないか」というアイデアから、アイシングバージョンのクッキーも誕生した。

 アイシングされ、よりリアルにお墓に見えるクッキーには「石和カフェ」という文字が入ったものと「先祖代々之墓」と書かれた2種類がある。販売価格は、ともに300円。「『先祖代々之墓』というクッキーは、私自身、はじめはちょっとやり過ぎかなと思ったが、お客さんがとても食いついて見てくださっている」と金子和哉さん。

 「カフェを始めたことで、石でできたフクロウの置物や、大工をしていた義父が作るヒノキのティッシュボックスなども購入していってくださるようになった。カフェをやっていなかったら起こり得なかったと思う」とカフェの持つ可能性に驚いた様子を見せていた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店頭

  • カフェ店内の入口付近に物販テーブルがある

  • 素焼きタイプはアイスクリームに添えられている

  • 金子さん夫妻。カフェオープン時に撮影

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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