8/3(月)御滝中コンピュータ部と行田中科学技術部がオンライン交流会
ZOOMを使ってそれぞれの活動をプレゼン
御滝中学校(船橋市金杉6-5-1)のパソコンルームで8月3日、同校のコンピュータ部が行田中学校(船橋市行田3-6-1)の科学技術部とウェブ会議システム「ZOOM」によるオンライン交流会を行った。
市内の小中学校は8月1日から夏休みに入り、夏休み初日に実施されたこの交流会は新型コロナウイルス感染拡大の防止策の一つとして開催されたもの。両部ともに活動の様子や取り組みなどをパワーポイントを使ってまとめ、その内容を互いにプレゼンし合うが、直接の対面を避け「ZOOM」を使っての交流会とした。
この交流会は御滝中学校のコンピュータ部顧問・依田実(よだみのる)先生が企画したという。今年度から同校に異動し同部の顧問となった依田先生は、昨年度まで行田中学校の科学技術部顧問を務めていた人物。依田先生の「オンラインを活用した活動を通して交流を深め、刺激し合いながらそれぞれの部活動の充実を図れたら」という思いが開催のきっかけとなった。御滝中学校コンピュータ部は部員30人、教員2人。行田中学校科学技術部は部員49人、教員3人という規模。
交流会開始前には、両部で通信機器のセッティング確認をし、8時30分ごろから予定通り交流会は始まった。御滝中学校のコンピュータ部からは3本の発表があった。
1つは3月に中止となった「卒業生を送る会」のために制作していた3年生の写真スライドショー「卒業生の歩み」。部員が1カ月以上かけて写真スライドショー風に動画編集したものとなる。そのほか、プログラミング学習用ソフト「スクラッチ」で作ったゲームの紹介など、合計3本の発表があった。
行田中学校科学技術部からは活動紹介として、同部では木工班、PC班、園芸班の3班に分かれて活動していることを紹介。PC班は体育祭などの大きな行事にはパソコンを使って音楽編集や垂れ幕を作ったり、部の出席者名簿を作ったりしていることを紹介。木工班ははんだ付け作業の習熟やロボットコンテストに出るためのロボットを作りなどをし、園芸班は畑の土作りから勉強していることなどを発表した。
発表を終えた御滝中2年生の目崎(めざき)涼さんは、「コンピュータ部に部長はいなくてイベントごとにリーダーを決めます。今回は自分がリーダーを務め、初めての大きな行事で緊張しました。大変だったし、反省点もありますがうまくいったと思います。機会があれば、ほかの学校やもっといろんな人とZOOMで交流ができたら」と話した。
両校の交流の懸け橋となった依田先生は「一昨年、昨年、そして今年と活動の成果が出ている。この先ブログやホームページなど、積極的に発信できればもっと面白い活動ができる」と話し、「今までは何かを作ることをがんばってきたが、発信すること、発表することを考えると、どう見せればいいのか、どのような取り組みがいいのかなど、また違った視点で考えられるようになるのではないか」とも話した。
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