2020年07月26日 配信

西船橋エリアのキッズゾーン

7/26(日)県内初、保育所等が集中する3地区29カ所に「キッズ・ゾーン」を整備

園児等の園外活動の安全を守るため

 船橋市は保育所等が多く集まる地区で園児の散歩など園外活動の安全を確保し、交通安全対策を強化するため現在、市内3地区29カ所に「キッズ・ゾーン」を整備している。これは千葉県内では初のキッズゾーンとなる。

 

 「キッズゾーン」設置の経緯は、昨年5月、滋賀県大津市の交差点で、保育園児が16人死傷した事故が発生したほか、近年、子どもが被害者となる交通事故が全国でたびたび発生していた。こうした事故を未然に防ぐため、厚生労働省では、小学校等の通学路に設けられているスクールゾーンに準ずる「キッズ・ゾーン」の創設を推進している。

 船橋市は昨年から船橋警察署、船橋東警察署、市道路部、子育て支援部と協議を重ね、現場も検証した上で、保育所等が集中している市内3地区に「キッズ・ゾーン」を整備することになったという。3地区とは、JR西船橋駅南口、JR東船橋駅南口、新京成線薬園台駅東口。

 この3地区は保育所等の数が多く、JR西船橋駅南口には8カ所、JR東船橋駅南口には12カ所、新京成線薬園台駅東口には9カ所の保育所等の施設が集中している。

 「キッズ・ゾーン」は、保育所等の周囲約500メートルにある園児の散歩コース等の道路上に「キッズ・ゾーン」の文字をカラー舗装する。大きさは縦3.5メートル、横3メートル。

 この塗装されたゾーンをドライバーが目にすることで、保育所等が近くにあることや園児等が散歩等で通行する可能性があることを認識し、安全運転を心掛けることにつなげることが狙い。

 船橋市役所道路維持課の課長補佐若杉卓弥さんは「西船橋エリアなど既に舗装が完了している場所もあります。7月末には3地区29カ所の舗装がすべて終わる予定」と話す。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 船橋市役所道路維持課の課長補佐若杉卓弥さん

  • 西船橋エリアのキッズ・ゾーン

  • 東船橋エリアのキッズ・ゾーン

  • 薬円台エリアのキッズゾーン

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