2020年07月21日 配信

左から棚橋さん、島田さん、黒木さん

7/21(火)命とこころの相談窓口「SNS相談@船橋」

悩みを抱えずLINEで相談を

 船橋市では市内在住、在勤、在学者を対象に7月15日、SNSコミュニケーションツールのひとつLINEを使った、無料カウンセリング命とこころの相談窓口「SNS相談@船橋」を開設した。

 船橋市では、新型コロナウイルスの影響で、「仕事を失い困っている」「この先どうなるのか不安」など、生活の不安や心身の不調を抱えている人が増え、市の各種相談機関への問い合わせが増えているという。経済・生活、健康面などのさまざまな面で、不安やストレスで自殺リスクの高まりも懸念されている。

 相談には公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士などの専門カウンセラーが常時2人対応する。誰でも匿名で無料カウンセリングが受けられ、予約も不要、リアルタイムのチャット形式での相談ができる。

 市はこれまでも多くの相談機関を用意してきたが、ほとんどが電話での相談になり、ハードルが高いことを感じていたという。そこで、幅広い世代で日常的に馴染みのあるコミュニケーションツールLINEでの相談を開始した。

 「お1人約50分を目安にしています」と話すのは、健康政策課の保健師黒木美弥さん。「もし時間がもっと必要な場合は、明日また連絡してね、という話をして、納得いくまで相談にのっています」とも。

 始まってからまだ日が浅いが、登録者数は約190件あったという。「まずはつながってほしいと思います。気軽に相談をしてください」と健康政策課島田純一さんは話す。「より市内の身近な窓口を紹介できます。困ったときのために、登録だけしておいていただいても構いません」と同課課長補佐の棚橋健司さんは「友だち追加」を勧める。登録に関しては「相談内容などのプライバシーは守る」ことなどの説明もある。

 「話すのが苦手な人や、電話では他の人に聞かれる心配がある人など、LINEであれば相談しやすいのではないでしょうか」と黒木さん。市は「誰もが自殺に追い込まれることのない生きる道をつなぐ船橋市」を目指していくという。

 開設期間は2021年3月31日までだが、必要に応じて継続も視野にはあるという。相談時間は月曜~金曜=17時~21時、土曜・日曜・祝休日=13時~17時。問い合わせは健康政策課(TEL 047-436-2306)まで。

関連サイト:https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/fukushi/007/p081920.html

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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