2020年07月18日 配信

元公務員の上司と部下という異色のコンビ

7/18(土)JuJu広場に面したビル2階に馬肉専門店「九州酒馬うまたつ」

「九州の本当の味を広めたい」と馬肉専門店で起業

 北習志野駅近くのJuJuきたなら商店街の中ほどにあるJuJu広場に面した雑居ビル2階に九州料理と酒、馬肉を看板に掲げた「九州酒馬うまたつ」(船橋市習志野台2-6-11、TEL047-778-3158)が6月22日開業した。

 店内は落ち着いた和装の雰囲気で個室中心。一人でやってきてもカウンターでゆっくり食事できる。店舗面積22坪。個室6室(6人席、4人席2室、2人席2室)、カウンター8席の計26席。個室の仕切りは取り外すことができるという。

 同店のオーナーは、千葉県内出身の甲斐竜也さん(30)。甲斐さんは、子どもの頃・夏休みになると毎年、父の実家がある大分県に帰省して九州の郷土料理にふれてきたという。

 18歳になる頃には「将来は、自分の店を持って料理の腕を振るいたい」と心に決め、飲食の道での独立を目指してバイトしていたという。しかし、公務員だった両親からの了承が得られず大学を中退して20歳で公務員に。

 10年間公務員として勤務してきた。やりがいのある仕事も任され、現場での仕事にも慣れ、仕事も自分に合っていると感じたという。しかし、心の奥底に何かしっくりこないものを抱えていた為、30歳を前に退職。自分が本当にやりたかった飲食業での開業に至った。

 幼いころから慣れ親しんできた「本当の九州の味を伝えたい」と看板商品に馬肉を選んだ。関東で食べる馬肉が「おいしくない」と感じた為だという。自分が親しんできた九州の味馬肉を「おいしくない」と、思ってほしくなかったのだという。

 出店場所を選定するに際して、千葉県内のターミナル駅を見て回ったという。駅からの距離と店舗の広さ。地域との密接な関係作りを店の基本コンセプトに考えていた甲斐さんは北習志野の落ち着いた雰囲気に心惹かれ、開業の地として準備を進めた。開業直前には、公務員時代の後輩・宮村優風子さん(27)も合流。接客やSNSでの情報発信などを担当してくれる。

 看板メニューになる馬刺しは「赤身」「ホルモン」「たてがみ」「ばらひも」「ふたえご」「ロース」など各部位を揃え(単品680円~2000円、盛り合わせ2000円/3種~3000円/5種)馬肉専門店として恥ずかしくない品ぞろえを目指した。

 そのほか、九州の味として明太子を使ったごはんものや、馬肉メンチカツ(580円)、馬肉串(450円/本)など大分県、熊本県の郷土料理を中心にメニューに並べる。

 酒類も、九州といえば芋焼酎というイメージを払拭するべく、麦、米、芋を各種を用意する。九州が米どころでもあることから日本酒も大分県・熊本県の酒蔵のものを入れている。

 そのほか、ボトルワインや梅酒などのほかにビール、ハイボールなどのアルコール類、ウーロン茶や緑茶などのソフトドリンク類に大分県産のかぼすを使ったかぼすサイダーや、フルーツスムージーなどアルコールが苦手な人も食事を楽しめるように工夫する。 

 営業時間は、17時~23時。日曜定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • JuJu商店街の広場に面した入口から2階へ

  • 掘りごたつになっている個室席

  • 豊富な種類をそろえる馬刺し

  • カウンター4席

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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