2020年07月02日 配信

市民文化ホール外観

7/2(木)船橋文化ホールときららホールの無料貸し出しに応募殺到

コロナで活動の場を失った市民の芸術活動を支援

 船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5、TEL 047-434-5555)では7月3日から、船橋市民を対象にステージを無料開放するとあり、7月1日の申し込み初日には60件以上の申し込み、問い合わせがあり、2日には受付を終了した。

 「新コロナウイルスによりライブ活動や日頃の練習などが十分にできない市民のみなさんに、普段と違う環境で思いっ切り表現活動を楽しんでほしい」と船橋市民文化ホールの館長補佐・石井信生さんは話す。

 船橋市民文化ホールは通常の稼働率は90%以上で、土・日曜、祝日はほぼ100%であった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2月29日から急遽休館を余儀なくされ、6月15日まで休館が続き、プロアマ問わず、多くのイベントが中止となってしまった。

 その間に予定されていた市の事業であるコンサート等の5事業も中止となり、現在同ホールは3密を避け、客席は通常の定員の50%(500人)にし、活動内容の制限を行うなどしてさまざまな感染防止対策のもとに運営している。

 今回、一般開放した同ホールを利用できる枠は、7月3日~8月26日の間の11日間、各日を3回に分けた合計33枠。利用条件は各自の健康状態、マスク着用などの他に、ピアノ、弦楽器などの演奏、ソロのダンスなどに限られた。1枠30人までとし、発表会や営利目的、歌、ピアノの連弾、吹奏楽器の演奏は不可。使用できるのはステージのみで無観客の状態で行う。1枠90分で、準備、片付けの時間を含む。コンサートで使用されているスタンウェイ・フルコンサートグランドピアノも利用できる。

 申し込みは先着順で、Eメールまたはファックスで受け付けた。申込者の中にはプロの演奏家やジャズダンス、演劇のグループなどからもあったという。

 同様に、「市民文化創造館(きららホール)」(船橋市本町1-3-1 フェイスビル6F 、TEL 047-423-7261)でもホールの無料貸し出しを行う。きららホールの無料貸し出しは、7月16日~18日、31日~8月1日の5日間で、各日3枠(合計15枠)の利用者を募集中。1枠当たり90分でピアノの演奏に限り可能。申し込み条件は文化ホールとほぼ同様だが、先着順ではなく抽選となる。申し込みはEメールまたはファックスで、7月6日17時まで受け付けている。

 船橋市では5月末から6月にかけて「みんなで校歌を歌ってみようプロジェクト」を行い、市内の音楽アーティストが各小中学校の校歌をリモートで演奏した動画を配信することで、ライブ活動ができないアーティストと学校に通えない子どもたちへの応援事業を行った。石井さんは「今回は市民の芸術活動を支援する事業の第2弾です」とも話す。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • コンサートで使用されているスタンウェイ・フルコンサートグランドピアノも利用できる

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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