2020年06月28日 配信

6/28(日)船橋駅北口に大衆酒場と一人焼肉の「大衆酒場若林」

大将自ら頭を丸め「コロナ収束祈願」し、無事開店へ

 船橋駅北口からすぐ近くの場所に豚肉とジンギスカンの一人焼肉を看板商品にした「大衆酒場若林」(船橋市本町5-3-2、TEL047-423-8989)が6月10日開店した。

 同店は、らーめんや中華料理を提供していた「菊屋」の居抜き物件で開業。船橋駅界隈でまだ明るい時間から酒類を提供する事で「昼飲み」スタイルを定着させた大衆酒場「増やま」グループの新店舗。

 同店は、3階建ての建物をフルに使用。カウンター席メインで15席の1階は約9坪。2階、3階ともに約9坪テーブル席で20席ずつを確保している。これまで駅周辺に大衆酒場を展開、業容拡大ししてきた同グループだが今回はメニューに焼肉を加えての出店。

 「厨房スペースを1階に広くとってしまうと客席が確保できなかった。5年程前から良い肉屋さんとの付き合いがあった事もあり、いつかコラボしたいと考えていた。新鮮な豚肉やジンギスカンを提供する一人焼肉のスタイルと大衆酒場のコラボです」と、同グループオーナーの村田良介さん(40)。

 1階と2階に分けられた厨房を活用するために、提供が速い「焼肉」を選んだ。客が肉を焼く間にお得意の大衆酒場の一品料理を提供するという方式で1階厨房の狭小さをカバーする。ドリンクメニューも「大衆酒場といえばキンミヤ」と良介さんが独立当初から看板に掲げてきたキンミヤを筆頭に生ビール、ハイボール、チューハイ、ホッピーなど幅広く取りそろえる。

 コロナ自粛の真っただ中に店舗の改装を行い、仕入れ先やメニューの決定、従業員の確保などを進めてきた同店。良介さんは、自身のSNS上で「コロナ収束してないのに店だけが着実に出来上がりつつある恐怖」と投稿し気持ちを吐露する場面も。

 また、「コロナ収束を祈願して頭を丸めます」とSNSのライブ配信機能を使ってバリカンで頭を丸める様子を生配信するなどして自粛期間を耐え忍んできた。「売上や補助金どうこうではなく、生活の一部になってこその大衆酒場だよ。大衆酒場を殺さないで」と、一貫して生活の中にこそ必要な大衆酒場という文化を遺すことを呼び掛けてきた。6月10日の同店開店を待って、多くの常連客が来店したが取材時の6月11日時点では「会社帰りなどの一般客は3割程度の戻り」と話していた。

 営業時間は、14時~23時。不定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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