2020年06月27日 配信

マニュアルの表紙と防護具着脱の仕方解説ページ

6/27(土)訪問介護事業者連絡会が新型コロナウイルス濃厚接触者等への対応マニュアル作成

円滑な訪問介護サービス提供へ繋がるよう

 船橋市訪問介護事業者連絡会(船橋市本町2-7-8 船橋市福祉サービス公社内、TEL 047-436-2832)では6月24日、「新型コロナウイルス濃厚接触者等訪問介護サービス対応マニュアル」を作成したことを発表した。

 「介護保険における訪問介護サービスは、要介護者等高齢者、その家族の生活を支えるために必要不可欠なものとされ、新型コロナウイルス感染症により、利用者が濃厚接触者になった場合でも、訪問介護サービスの提供は欠かすことができないものとなっている」と船橋市介護保険課の担当者。

 市では、訪問介護事業所の構成団体である船橋市訪問介護事業者連絡会と話し合いながら、訪問介護を必要とし、濃厚接触者等となった人へのサービス提供にあたっての課題を検討してきた。こうした場合の訪問介護の課題としては、「訪問介護員がサービスを提供する際、ヘルパー自身の感染リスクと自身が感染の媒介として、利用者さんや家族などへ感染させてしまうことに不安を抱いていること、新型コロナウイルス感染症を理解するための研修の必要性が大きな理由としてあげられました」と介護保険課担当者。訪問事業者連絡会事務局スタッフは「感染リスクの高い中でヘルパーや家族の安全を守るため、サービス提供を断るケースもありました」と振り返る。

 訪問事業者連絡会事務局スタッフはこうも続ける「国からは、感染防止に向けた取り組みや留意事項が示されていますが、曖昧な部分も多く、それぞれの訪問介護事業者が不安や疑問を抱えながら手探りで行っているのが現状。この対応マニュアルは、市と協議する中で船橋市訪問介護事業者連絡会が作成したもので、介護保険課や市保健所と連携を図りながら、ヘルパーが現場で活用ができるようサービス提供の手順にそって、ポイントや写真を掲載するなどして作成されています」と同マニュアルを紹介する。

 同マニュアルでは、濃厚接触者の定義やサービス提供にあたっての基本的な考え方、感染症の基礎知識などのほか、防護具の着脱の仕方を写真で紹介するなどしている。

 船橋市介護保険課は、「このマニュアルにより、訪問介護事業所内並びに介護の現場で働く訪問介護員が情報を共有し、各事業所内における新型コロナウイルス感染症に対する研修や意見交換等を通じて、一人ひとりの訪問介護員が安心して働いてもらうとともに、安定的な介護サービスの提供となるよう期待しています」とコメント。訪問介護事業者連絡会も「今後、新型コロナウイルスの第2波・3波が予測される中で、このマニュアルを活用することにより、訪問介護サービスの安定的な提供が期待されます」とコメントしている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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