2020年06月25日 配信

店主の坪田知之さん

6/25(木)コンテスト「食のちばの逸品を発掘2020」に船橋市から初の受賞店舗

松が丘の和菓子店「御菓子司 扇屋」が千葉県産の材料にこだわって

 松が丘バス通り商店会にある和菓子店「御菓子司 扇屋」(船橋市松が丘4-23-1、TEL047-456-6716)が千葉県とちばの「食」産業連絡協議会が開催するコンテスト「食のちばの逸品を発掘2020」で今年1月、直売所部門で審査員特別賞を受賞していたことがわかった。船橋市の店舗が同コンテストで受賞するのは同店が初となる。

 「食のちばの逸品を発掘」コンテストは、2013年から千葉県とちばの「食」産業連絡協議会が「埋もれたちばの逸品を発掘し、それに光を当てるため」に開催しているコンテスト。応募にあたっては、県内に本社、事業所などを置く団体・企業または個人が製造しているものが対象となり、県産農林水産物を主たる原料とした加工食品が対象。さらに、そのなかから販売促進を目指す商品であることが条件となる。

 入賞商品に対しては、メディアなどへの商品情報の提供やPR機会が与えられるほか、イベントなどへの優先出展、商品力向上のための助言などを通じ、販路の拡大支援などがされるという。

 対象部門は2部門あり、全国的な販売を目指した生産販売体制を整備し千葉の名物を目指す「一般部門」と、地元の直売所など地域での販売を主としローカルな名産を目指す商品「直売所部門」に分かれる。一般部門で受賞した商品は成田空港などにも商品が並んだり、輸出されるケースもあるという。

今年の受賞商品は下記の通り:
・一般部門「銀賞」千葉県産いも豚 しそウインナー(旭市・旭食肉協同組合)
・一般部門「銅賞」成田の芋のすいーとぽてと(成田市・米屋株式会社)
・一般部門「審査員特別賞」ブルーベリーのフィナンシェ
髙木製菓(木更津市・高木製菓)
・直売所部門「金賞」純米ばうむ「しっとりミルク仕立て」
(鴨川市・株式会社新倉)
・直売所部門「銀賞」飲む ありの実ゼリー(市川市・有限会社与佐ヱ門)
・直売所部門「銅賞」花悠 やさしいポークジャーキー(旭市・株式会社ma’amPig)
・直売所部門「審査員特別賞」やちばあちゃん秘伝のみたらしだんご(市原市・和み処白金茶寮)
・直売所部門「審査員特別賞」チーバくんサブレ(船橋市・御菓子司 扇屋)

 「扇屋」店主の妻・坪田智子さんは「夫はもちろん、私も船橋生まれ、船橋育ちで船橋が大好き。地元が好き、千葉県が好きという思いを込めたお菓子だったのでこのコンテストに今年初めて応募してみました」と話す。

 「過去に『ふなばしセレクション』に応募・受賞していた経験から、応募の際に準備する書類作成などは初めてのときに比べたらずいぶんと慣れました。熱い思いをたくさん綴りましたよ」と智子さんはほほ笑む。

 受賞した「チーバくんサブレ」(1個151円)は、2010年に開催された「ゆめ半島千葉国体」への出場を目指し、部活動に励んでいた娘たちを応援するため、「チーバくん」の誕生とともに作ったものだという。メダルを模した丸型のサブレは、最中種(もなかだね)の中にサブレ生地を流し、中心にチョコレートをサンド。原材料には千葉県産の小麦粉、落花生、牛乳、卵と、千葉県産にこだわって作っている。

 審査員からは「サブレのイメージが広がるようなユニークな食感で、千葉銘菓にふさわしい。サクサクした最中の中にチョコレートという、見た目と食べた印象が違うおもしろさがある」とコメントが寄せられている。

 受賞店舗には、例年であれば千葉県からさまざまなイベント出店への声が掛かるというが、「今年はコロナの影響もあるのでどうなるか。でも新しい販売先紹介などの情報はいただいています」と坪田さんは話す。

 店主の坪田知之さんは「30年以上店をやってきましたが、まだまだやりたいことがたくさんあるんです。これからもどんどん挑戦していきます。もしこのコンテストが今年も参加者を募集するなら、今年も応募したい」と笑顔を見せる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 審査員特別賞を受賞した「チーバくんサブレ」。賞味期間が1カ月と長い

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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