2020年06月23日 配信

壁一面に作品が展示されている

6/23(火)船橋市民ギャラリーで小中学生らの絵画約2100点展示

休校中の思いを絵に。展示は7月5日まで

 船橋市民ギャラリー(本町2-1-1スクエア21ビル3階)で6月15日から、市内の小中学生が臨時休校期間中に描いた絵画作品約2100点が展示されている。

 同展は「四つ葉のクローバープロジェクト~未来へのメッセージ」をテーマに、休校中に子どもたちが感じている思いや不安、伝えたいことなどを一枚の絵に表現し、それらを結集することで大きな力になれば、と美術科教諭らが中心となって市教育委員会が企画した。

  同教育委員会で以前は美術教諭だった日野原岳二さんは「休校中に算数や国語の課題はありますが、美術の力で何かできることはないか、と中学校の美術教諭らがアイディアを出し合ったのが始まり。せっかくなら学校単位ではなく市全体で募集して展示しようということになりました」と話す。

  作品はA4版の縦位置として、題材は自由。絵の中に、テーマである四つ葉のクローバーを入れることが条件。市内の小中学生とプロジェクトに賛同した市民から約2100点が集まった。

 会場には集まった作品が壁一面に展示されている。医療従事者への感謝の気持ちを伝えるものや、会えない友達や祖父母への思いをあらわしたもの、スポーツや音楽など部活動の再開を願っているのものなど、子どもたち一人一人の思いや願いがつまった作品がそろう。

  「自粛中でいろいろ我慢している中でもエネルギーあふれる作品ばかりで、感動しました」と日野原さん。また、作品を鑑賞していた造形作家の酒井清一さんは「色が鮮やかで素晴らしい作品ばかり。子どもたちが自粛中に願ったり思ったりしていることがよく表現できていて、これだけの数の作品が並んでいるのは素晴らしいです」と笑顔で話した。 

 同作品展は、動画配信もしているほか、市ホームページでは学校ごとに動画となって作品を公開している。
関連URL:
https://www.city.funabashi.lg.jp/kodomo/gakkou/005/p079885.html

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 個性豊かな作品を展示

  • 動画配信の様子

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