2020年06月18日 配信

6/18(木)船橋市役所近くの板倉病院がコロナ支援に対する感謝をYouTube配信

「病院からの感謝の気持ちの配信は珍しい」と話題に

 船橋市役所近くにある「船橋駅南側唯一の総合病院」板倉病院が新型コロナウイルス感染所に対する市民からの寄付や応援の声などに対し、感謝の気持ちを込めたYouTube動画を6月18日に配信開始、密かに話題になっている。

 船橋市の中心部特に船橋駅南側10万人以上の人口に対して入院施設を持った総合病院が一か所だけという同病院。緊急時の貴重な医療資源として院内や病院関係者から一人の感染者も出せないという緊迫した空気の中で戦ってきた。

 こうした状況を知った市民や企業から物資や応援のエールといった様々な支援を受けてきたことから「どのような形で感謝の気持ちを伝えたらよいのだろう」と社内で会議。「インターネット経由であれば人とも接触しないし、多くの人に観てもらえる」と院内での動画撮影に踏み切った。

 撮影は、病院内の各所で行われ診察室やオペ室、屋上や受付、普段は一般の人が入る事がないバックヤードの事務室などでも収録。動画のBGMとして国民的人気のポップバンドグループ「Official髭男dism」の「宿命」を全職員で合唱。明るい歌声と職員のマスク越しの元気そうな笑顔が際立っている。

 動画の中では若い職員を中心に感謝の気持ちや、収束見通しの立っていない新型コロナとの戦いへの決意などを書き記したポップで気持ちを表現。緊迫感のある現場に日々立たされている医療従事者の元気な姿を市民に対して見せることで安心を届けた。

 同病院を経営する医療法人弘仁会理事長の梶原崇弘さんは「市民の皆さんの支援、船橋市バックアップなどのおかげで職員もご覧のようにみんな元気です。少しでも感謝の気持ちを伝えようと動画を作ってみました。多くの方に観て頂いて、医療現場が健全に維持されていることを知って頂き安心していただければと思います」とコメント。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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