2020年06月17日 配信

代表の松江由紀さん(前列左)と店長の三島万里子さん(前列右)、ほかスタッフのみなさん

6/17(水)高根公団駅前にカフェ「エプロン高根公団」

地域交流の拠点としてのオレンジカフェ

 高根公団駅そばの高根プラザ1Fにあるカフェ「エプロン高根公団」(船橋市高根台1-2-2 高根台プラザ106、TEL047-779-4462)が3月29日のオープンから約3カ月たった。

 運営は、2019(令和元)年に設立した「一般社団法人エプロン」。3月29日のオープン直後に新型コロナウイルス感染拡大防止による「緊急事態宣言」が発令され5月24日まで休業を余儀なくされていたが、5月25日から営業を再開した。

 約13坪の店内の天井は高く広々とした空間になっており、テーブル16席を用意。厨房での料理担当スタッフが7人おり、それぞれのスタッフがカフェで勤務する日に和食・洋食・創作料理など得意分野のメニューを「日替わりごはん」(800円)として食べられるのが同店の特徴。代表の松江由紀さんは「カフェのメニューとして決まっているものはありません。料理好きのスタッフが、お客様に食べてほしいという自慢の料理を毎日作っています」と話す。

 「トマトとバターのチキンカレー」「タコライス」「お惣菜定食」「豚の生姜焼き」などジャンルはさまざまだが、どれも野菜を多くしたり、体に良い素材を使ったりと、健康に配慮したメニューになっている。

 同店は、認知症の人とその家族が楽しく過ごせる常設のオレンジカフェでもある。松江さんは「デイサービスに行きたくないという母親の介護をきっかけに、『普段高齢者が過ごせる場所としてどこがあるんだろう?』と気づき、自分でオレンジカフェをやってみようと思った」と話す。

 車いすでも通れるように広く段差もない入口と通路のほか、高齢者への配慮が店内各所に伺える。椅子は高齢者でも立ち上がりがしやすいように両サイドひじ掛けのあるものを選び、ひじ掛けがあることでテーブルの幅が広くなってしまうためオーダーメイドで制作依頼。トイレ内も両サイドの手すりをつけている。

 同法人では、店舗開店準備と並行して、オレンジカフェ「エプロン北習cafe」を「れんたるスペース&こどもと関わる仕事の人専門店 Cue」(船橋市習志野台2-13-23、TEL 080-7527-9215)で開催していた。コロナによりしばらくオレンジカフェの開催は中止となっていたが、7月から同所でも再開予定だ。

 「ご飯を食べながら、おしゃべりを楽しむ地域のコミュニティスペースにしていきたい」と松江さん。6月28日にはカードゲームやバイオリズム診断などの催し物を用意した「サンデーカフェ」を10時~17時で開催予定。

 営業時間は10時~17時。土曜定休。日曜は不定期でイベントを開催。

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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