総合教育センターでの展示の様子

6/14（日）総合教育センターと県教育庁葛南教育事務所で「教科書展示会」

来年度の中学生用新教科書の見本全種類を展示

　千葉県教育庁葛南教育事務所（船橋市浜町2-5-1）と船橋市総合教育センター（船橋市東町834）1階で6月12日から「千葉県教科書展示会」が行われ、今年度から新しくなった小学校用教科書全種類および来年度から新しくなる中学校用の教科書の見本全種類が展示されている。

　同展示会は、教科書の発行に関する臨時措置法第5条に基づいた令和3年度に使用する教科書見本の法定展示会で、現在学校で使用されている教科書、令和3年度から使用される教科書を、閲覧・研究などの参考にしてもらうため、その見本を展示するもの。

　千葉県では県内24カ所および2カ所の移動教科書展示場で展示され、船橋市では千葉県教育庁葛南教育事務所を「船橋教科書センター」として、船橋市総合教育センターが「船橋第二教科書センター」として展示会場となっている。会場には小学校で今年度から使用されている教科書、来年度から使用される中学校用教科書、特別支援学校および特別支援学級用教科書が展示されている。

　文部科学省で約10年ごとに見直される学習指導要領の改訂に伴って、昨年は小学校の教科書が一新し、採択の年となった。今年は来年度から使用する中学校教科書の採択の年となるため、県が定める期間以外に、船橋市では6月4日から10日まで船橋市役所7階でも展示を実施したという。船橋市教育委員会学校教育部指導課の掛村利弘さんは「今年度は本庁舎で展示しました。立ち寄ってくださる方も多かったです」と話す。

　新学習指導要領は、「主体的で対話的な深い学び」（アクティブ・ラーニング）が柱となる。「学習指導要領の改訂に伴い、教科書も昔に比べて大きく変わっています。教育関係者のみならず、一般の方にも見ていただけるものなので、ぜひこの機会に直接見ていただけたら」と指導課の尾花桃代さん。

　掛村さんは「これだけの数の教科書を見られる機会はなかなかありません。ぜひお手に取って、新しい教科書を見ていただきたいです」とも呼び掛ける。

　また、来年度からの中学校で使用する教科書は、夏に採択し、9月1日には使用する教科書が発表される。

　開催期間・時間は、船橋教科書センター＝7月1日まで。開場時間 9時～16時、土・日曜は閉館。船橋第二教科書センター＝6月25日まで。9時～16時30分（土・日曜も開催）。閲覧無料。

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